Benesse 「よく生きる」

徹底したデータ分析と改善による、親子で楽しめる学びのアプリ

映像やデジタルワークを活用し、ひとりひとりに合わせた学びをサポート

Kids&Familyカンパニー
こどもちゃれんじ事業開発部
アプリ開発・運用課

石川 大輔

Daisuke Ishikawa

Kids&Familyカンパニー
こどもちゃれんじ事業開発部
アプリ開発・運用課

石川 大輔

Daisuke Ishikawa

ベネッセでは、タブレットやオンラインによる学習教材の提供のほか、教育や知育に関するデジタルコンテンツやスマートフォンアプリも数多く公開している。ターゲットは未就学児から高校・大学受験生まで幅広く、それぞれの年代や教科に応じてノウハウをもとに細かな工夫を重ね、効果の高いコンテンツの提供を目指している。その現場の様子を、「しまじろうクラブアプリ」のコンテンツ制作に携わる石川大輔に聞いた。

Mission

インタラクションやデータなど、デジタルの強みは教育分野に活きる

ゲーム制作や家庭用ロボット開発の経験があるそうですね

ゲーム制作で約7年、家庭用ロボットアプリ開発で約7年、一貫してB2C向けのコンテンツ企画開発を担当してきました。2021年にベネッセに移りましたが、一番の理由はそれまで培ってきたデジタルコンテンツの制作経験をダイレクトに活かせると思ったからです。教育というジャンルはインタラクションやデータドリブンといった観点で、デジタルがとても得意とする分野のひとつだと思うので、そこで仕事ができることも楽しみに感じました。

ベネッセでは、「こどもちゃれんじ」関連の企画担当ですね。

「こどもちゃれんじ」は未就学児用の通信教育講座で、関連サービスとしてとしてターゲットである親子を対象とした「しまじろうクラブ」Webを展開し、親子で一緒に楽しめるゲームや動画、子育てを楽しむための情報を公開しています。さらに2021年3月には「しまじろうクラブアプリ」もリリースしています。

私はそれらの幼児向けサービス・コンテンツ制作で、その中でも主にアプリの企画・運営を担当しています。育児の楽しさを感じていただけるアプリ用コンテンツ企画のほか、講座担当が考えたアイデアを具現化するための設計サポートなども行っています。また運用面に関して、お客さまからのご要望や利用状況を踏まえてのアップデートなど、日々の業務も並行して担当しサービス全体の改善に努めています。

Solution

データとテストで、小さなお子さまでもすぐに楽しめるアプリに仕上げていく

しまじろうクラブアプリの反響はいかがですか?

まだまだスタートして間もないサービスですが、こどもちゃれんじ会員のかたをはじめ、すでに多くのお客さまからご利用いただいています。2021年度は、前述のような丁寧な運用・アップデートの継続により、利用者・継続率ともに拡大を続けることができました。

さらに2022年度は、これまでの利用データから見えるお客さまのUI上の課題改善のほか、新規コンテンツの多数追加といった大幅なアップデートを行っています。月ごとのテーマのトップ画面の改善のほか、ご両親向け記事コンテンツや新しいアクティビティ、新ゲーム追加などで、ご両親とお子さまで見て使ってさらに楽しいアプリになっていると思いますので、まだ体験されていないかたは、ぜひダウンロードして使っていただけるとうれしいです!

幼児向けアプリの難しさややりがいは、どんなところにありますか?

ご両親やお子さまのスマートフォンスキルといった前提条件だけでなく、小さなお子さまが実際にどういう操作をするか分からないといったこともあります。

また、一見するとそれほど難しい技術を使っていないアプリに見えるかもしれませんが、対象にしているお客様のパターンは膨大で、それぞれのお客様に対して適切なコンテンツをミスなく運用しなければいけません。

これらを考慮しながら、小さなお子様でも問題なく利用でき、これまで大きな不具合や障害がなく安定して運営できていることは、目立つ部分ではないですがチームの仕事として自信を持てる部分だと思います。

課題解決や改善に、どのようなことを行っていますか?

量的なユーザーデータ分析とユーザーテストを繰り返し、それらの扱いのバランスを大事にしています。

デジタルサービスでは、どこが良くてどこに問題があるのかが必ず利用データに現れるので、まずは量的なユーザーデータから大きな改善点と優先度を決め、アップデートすることを繰り返しています。

一方で、特に小さいお子さま向けのサービスでは、大人の感覚やデータだけでは洗い出せない課題や気付きが多く隠れています。改善内容のプロトタイプができた段階で、仮説があっているのか実際のターゲットに近いお子さまに触っていただき、問題あればさらに改善を加える。そうしたサイクルを大事にしています。

Foresight

デジタルとリアルの融合で、新しい「あそび・まなび」体験を提案したい

今後チャレンジしたいことを教えてください。

デジタルとリアルとうまく連動させ、親子で一緒にあそび・まなびができるようなサービスやコンテンツを作っていきたいと考えています。デジタルが教育で貢献できることはたくさんあり、制作者としてもとても面白さを感じる分野です。

一方で、現在の技術やコストではデジタルだけでは実現が難しい、リアルのフィードバックや実体験といったお子さまの教育にとって重要な要素もまだまだたくさんあります。デジタルが得意なこと、リアルならではの特性をそれぞれ活かし、うまく融合させながら、新しいあそび・まなびの体験を生み出していくことが、今後の仕事における私のチャレンジです。

企業理念「よく生きる」が、実際の仕事に作用していることはありますか?

ベネッセで仕事をしていて一番感じるのは、事業性に加えて、「教育としてベネッセがやるべき本質的な価値のあるサービスか?」という部分について、会社がとても真面目に考えて取り組み、それがメンバーにも浸透している、ということです。

そのことが、提供サービスがメンバー一人ひとりにとって「自分ごと」になり、細かい表現や体験まで注意深く検討を重ね、結果として多くのかたにご利用いただけるサービス提供につながっていると感じています。

そのような「よく生きる」の企業理念に基づいたサービス思考や仕事の進め方は、時間や手間がかかることもありますが、企画者としてもたくさんの刺激や気付きがあり、この仕事に携わる大きなモチベーションの1つになっています。

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