受賞者結果発表 23卒Benesseビジネスモデル分析コンクール

10/9(土)、ベネッセのマイページ登録者を対象にした
コンクールが行われました。
講義では、「会計の地図」著者の
チャーリー先生の講義のもと、
企業のビジネスモデルや
バランスシートの基礎をインプット。
VR会場には、数千人の学生様が集まりました。
審査結果がまとまりましたので、
本サイトにて受賞者を発表いたします。

審査員講評

一次・二次審査審査員長
(バックグラウンド:マーケティング)

今回は分析観点として、①ビジネスモデルの図解化②リソース③コスト④市場分析⑤競合優位性の5要素が与えられていました。 MBAやマーケティング講座等でよく言われることですが、要素をただ洗い出すのは、「分析」ではなく「整理」です。整理した要素を基に、今回はどの軸で分析していくか定義し、その軸に基づいて5要素を定めていく、ここが最初のステップになっていたと思います。 そして、分析した要素からして、この提案が最大ポテンシャルであるということをいかにロジカルに説得するかが2つ目のステップでした。

事前にお伝えしていた審査基準を、具体的に解説したいと思います。例えば、以下2つの提案を比較してみてください。 1.他社のサービス「A」では今〇〇が人気だが、ベネッセはやっていないようである。だからベネッセも〇〇をやるべきだと考えます。 2.分析の結果、ベネッセには〇〇というリソースがあるので、市場の〇〇という機会点を活かせれば3年後に顧客層の最大化が見込める。しかし、その際にはビジネスモデルからして〇〇がハードルになることが予想される。そして、そのハードルに対して最も強みを持っているのは競合のAである。だから今最も投資すべきなのは、Aのような〇〇である。

いかがでしょうか。今回は知識0から参加できるコンクールですので、上記の例にも、専門的な数値計算等は入れておりません。審査基準に基づき、「整理」ではなく「分析」に出来ていたか、この点を一次・二次審査では特に確認させて頂きました。

最終審査 審査員長
北村(バックグラウンド:商品・事業企画)

まず、講義のVRイベントとしては数千人、コンクールとしては約700名の方にご参加頂き、誠にありがとうございました。VR会場では、皆様が振ってくださるサイリウムや、コメントも拝見しておりました。コロナ禍だからこそ、ベネッセを志望してくださっている皆様との繋がりを作れたことを嬉しく思っております。

さて最終審査ですが、受賞した提案とそれ以外を分けるに至ったのは、主に審査基準3に当たる「持続性」と「インパクト」の2点があるかどうか、でした。「持続性」とは、誰かが犠牲になることなく、ステークホルダー全てにとって利益のある、いわゆる「八方よし」の状態であり、長期的に事業を続けていけるビジネスモデルになっているかどうか、というものです。今回のお題は3年後に競合優位性最大化という状況設定でしたが、瞬間風速的に最大化する施策ではなく、持続性がある提案のほうがビジネスとして現実的であると言えるでしょう。実際に、ベネッセが1955年から継続して価値を提供してこられているのは、「顧客中心」といった理念に基づいて「持続性」を重視してきたからという背景があります。

また「インパクト」は、そのビジネスが顧客や世の中にとって新しいものなのか、だけではなく、「新しい市場を創る・市場を変えるだけのインパクトがあるか」「わざわざそこに投資するだけの大きなリターンを見込めるのか」という観点です。ベネッセでは、「進研模試」「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」「次世代型教材開発」と、その時代ごとに、新たな市場を生み出してきました。新規性があるか、だけではなく、その先に期待できるインパクトの大きさが、今回の最終審査ではポイントになりました。

いずれの提案も、今回の講義の核心をつかみ、かつ、競合分析や既存事業の整理を丁寧に行っていただいた秀作ばかりでした。ご応募、本当にありがとうございました。

受賞結果発表

早稲田大学 TYさん

選考のポイント

審査員のコメント

中小企業は、国内企業数の9割以上を占め、従業員数でも7割以上を占めます。そして、中小企業のDX化は課題感も多く、長期的な成長と大きなインパクトが見込める、良い着眼点でした。中小企業向けのデジタル人材育成は他にも多く提案にありましたが、機会点と競合優位性を一段深く掘り下げて考え、かつ3年という時間軸をしっかり捉えて、どう事業化していくかを具体的な施策まで落とし込めていた点も、実現性を高める提案になっていました。(北村)

TYさんのコメント

このような賞を頂くことができ、大変嬉しく思っています。今回のコンクールでは、様々なデータや資料を集め、それらの情報を自分の頭の中で分析し論理的に組み立てていくというプロセスを経験することができました。かなり大変なワークでしたが、確実に自分の成長に繋がったと考えています。コンクールを通してビジネスに対しての意欲を高めることができました。

東京学芸大学 ぼのぼのさん

選考のポイント

審査員のコメント

今回のコンクールのテーマの1つでもある、図示化する、可視化するという点で、すべての提案の中でも群を抜いて実現できていました。機会点、競合優位性いずれも、しっかりとした根拠に基づいた論理的な説明で、納得度が高いものでした。(北村)

立教大学 TMさん

選考のポイント

審査員のコメント

親子で共に学べるように、というこの提案は、オーソドックスながらも顧客価値へ繋がる大事な視点です。Udemyとこどもちゃれんじという、ベネッセの異なるサービスに目を付け、それを連動させてはどうか、という既存リソースを活用した提案は、ビジネス提案としても秀逸です。(北村)

コアライフキャリア
新事業4フェーズ計画

千葉大学 RYUJIさん

大学1年生×ベンチャー企業
経験値まるわかりバッチ

立教大学 あゆみさん

classi×dodaキャンパス
【超】経験採用

立教大学 いゆぴさん

優秀回答者の中から抽選で100名様にプレゼント

会計の地図の当選者

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「23卒Benesseビジネスモデル
分析コンクール」で受賞され、
そののち選考合格、内定を掴まれた
先輩
に体験談をお聞きしました。

分析コンクールに参加しようと思った理由は何でしたか?

2点あります。1点目は、自分の最も関心のある教育領域で、自分の企画力がどこまで通用するのか、その腕試しをしてみたかったからです。2点目は、私個人としていくつかの課題意識を持っているのですが、その中でもキャリア教育、特に10代の子どもたちを後押しする、そんな熱意を企画に込めたいなと思ったのが参加理由になります。

実際に参加してみていかがでしたか?

そうですね、このコンクールの特長として、自分一人で1から10まで企画立案できるという点があると思いました。一般的なグループワークなどと違い、100%自分ならではの企画をつくれる機会は大変貴重でした。

自分の能力で勝負する、自分一人で企画書を書くというのは
まさにBenesseならではの点ですよね。受賞者として、
今年の参加者の皆様へのアドバイスはありますか?

マインド面と、企画作成の面の2点からお伝えしたいと思います。マインド面で申しますと、いかにエンドユーザー目線で企画を考えられるか、ここに尽きると思っています。自分がエンドユーザーだったとして本当に一番提供価値が高いか?エンドユーザーだったとして本当に使うのか?自分だったら、こんな「仕掛け」があれば何度も利用するのになといった、エンドユーザー目線での思考を突き詰めることが、ビジネスとしての提供価値を高めることにつながると思います。 2点目の企画作成の面なのですが、今回初めて一人で企画書を書くという方は、企画の全体構造、アウトラインを意識してみてください。具体的なdoを考えることと企画書に書くことを同時並行で進めないほうが良いと個人的には思います。構造的に考えることに慣れていないと、思考と作業を同時並行してしまい、あれもいいなこれもいいなと拡散してしまいがちです。そうすると、結局何を言いたいのか読み手に伝わらなくなってしまいます。まず企画のアウトラインをしっかり組む。ロジックを通す。リサーチした客観的な事実を入れていく。こうすると、書きやすくなると思います。

先輩は今は内定者でいらっしゃいますが、本選考の際には
このコンクールの経験を活かして、1次選考の「1枚企画書」
を書かれたとお聞きしています。
皆様にその企画書をお見せしても良いでしょうか?

はい。

※内定者の方の著作物です。このサイト限りでの掲載とし、スクショ・無断転載は禁止とさせて頂きます。

こちらの企画書のポイントは何でしたか?

そうですね・・・。企画書を「どう書くか」ではなく「何を書くか」ということが本質だと思いますので、そこに注力しました。そのうえで、どの情報をもってくるか、読み手の理解を促進するためのアウトラインの設計をどうするか考えていきました。

ありがとうございます。最後に、学生様へのメッセージを
頂けますか?

はい。コンクールに参加するうえで、焦る瞬間もあるかもしれません。そんな時こそ深呼吸をして、気持ちを切り替え、本気で企画書に向き合えるように出来たらいいのかなと思います。私の時も、企画を何度も見直して、何度も書き直して、考え続けて、「自分色」の企画書づくりにこだわっていった覚えがあります。皆さんの企画書づくりを影ながら応援しています。是非、頑張ってください!

こちらの先輩は、
「内定者メンター」としてインターン
にも参加されています。
見かけたら、
是非声をかけてくださいね!