受賞者結果発表 23卒Benesseビジネスモデル分析コンクール

「能力を示せば、評価される。」
毎年大盛況のビジネスモデル分析コンクールの
24卒版が、10/8(土)に開催されました。
数日間に及ぶ審査を経て、
最終審査に残ったのは9名の企画者。
そこから5名の受賞者を決めていく最終審査会は、
なんと4時間にも及びました。

審査員講評

一次・二次審査 審査員長
人財開発部 新卒採用責任者 北村
(バックグラウンド:商品・事業企画)

Benesseが「能力を示せば評価される」企業であることは皆様ご存知と思いますが、それは同時に、「そもそも土俵に上がらなければ、評価されることはない」ということを意味します。企画職というのは下請けでも、歯車でもなく、仕事を「創る側」です。その最初の1歩を踏み出す、目の前の機会に挑戦していくという意思決定をされた参加者の皆様に、まずは敬意を表したいと思います。ご参加を本当にありがとうございました。

今年の一次・二次審査で最も差を分けたポイントとしては、「本当にそれで1位になれるのであれば、なぜ今それが出来ていないのか?」の分析は十分か、ということです。「なぜ、今それが出来ていないのかーーー。」例えば、市場の機会点の問題があると思います。これが出来れば、この事業は圧倒的王者でいられる。だけど、今までの市場ではこれが出来なかった。今は●●だから、今こそ出来るんです。こういった企画の土台となる分析を、一次・二次審査では特に確認させて頂きました。

最終審査 審査員長
チャーリー(近藤 哲朗)先生

受賞結果発表

上智大学 SYさん

選考のポイント

審査員のコメント

データを持ってきて、数字で語り、背景を言語化し、どんな分析をして何をやりたいのかが明確でした。特に、抽象的な課題定義で終わらずに、「留学生の22%が働いているコンビニと連携しよう」という具体まで企画を深められた点を評価しました。また、GPSから近い施策を考えていくのではなく、GPSを「起点に」何が出来るかベースで考えられていた点も良かったです。(チャーリー先生)

「競合や現状の自商品の分析から考えた時に、3年というスパンで1位にというオーダーに応えるためには特定の領域で拡大をするしかない」というビジネスモデル上の課題定義から始まり、「では、どこが一番機会点が大きいのか?強みを活かせるのか?」と1つ1つ丁寧に積み上げていったことが、「ビジネスモデル分析コンクール」の最優秀賞として相応しいと感じています。ベネッセにはdodaキャンパスなどの就労・採用支援の実績、Benesse海外留学センターや現地オフィスなどのグローバルなタッチポイント、コンビニ様と連携した全国施策の実績などもありますので、リソースは揃っており、実現可能性も十分です。(北村)

SYさんのコメント

このような賞に選ばれることが出来て大変光栄に思います。ビジネスモデルを考えるという体験は初めてだったのですが、機会点や競合優位性を活かしたビジネス展開を論理的に考えることが非常に楽しかったです。また、コンクールに参加してからは、日常でビジネスを意識する習慣ができて、自己成長を実感しております。

神戸大学 KYさん

選考のポイント

審査員のコメント

「圧倒的No.1にしてください」というお題に応えるために、必要なスケール感を考えられている点が好印象でした。(チャーリー先生)

過去にベネッセビジネススクールに参加してくださった方です。インターンの知見を活かし、写真館というリソースが家族を大事にする中国市場と相性が良いことを見逃さなかったのが素晴らしいです。(北村)

KYさんのコメント

このたびは優秀賞をいただき、大変嬉しく光栄に思っております。今回のコンクールでは特に、データの収集、競合他社や社会動向の分析に時間を費やし、圧倒的no.1に相応しいインパクトある施策を考えるべく尽力しました。1から10までを1人で作り上げるのは大変な作業でしたが、企画立案の楽しさを再確認することができました。

SNS世代に向けた
たまひよセルフ写真館

東京理科大学 YRさん

YRさんのコメント

講義で学んだビジネスモデル分析の枠組みを活かしつつ、あったらいいなというワクワクを自分自身が感じられるかという点に重きを置き企画を考えました。このコンクールで楽しみながら成長することができました。

たまひよ写真館×Be Studio
学びのおもいで写真館

大阪大学 TNさん

TNさんのコメント

このような賞をいただき、大変光栄に思っております。アイデアをどう具体化するか、施作は本当に価値あるものかと悩みながら考え抜くことは難しくも楽しい経験でした。他の方の案からも学び、更なる企画力向上に努めたいと思います。貴重な経験をありがとうございました。

新婚カップル向け
たまひよのセルフスタジオ

横浜国立大学 MKさん

MKさんのコメント

賞をいただき、大変光栄です。 当コンクールの中で、企画の土台となるのは数字と事実なのだと改めて思いました。耳ざわりの良い形容詞を削ぎ落とし、数字と事実を淡々と重ねていく中で、するりとアイデアが生まれた瞬間が面白かったです。

「24卒Benesseビジネスモデル
分析コンクール」で受賞され、
そののち選考合格、内定を掴まれた
先輩
に体験談をお聞きしました。

1. コンクールに参加しようと思った理由は何でしたか?

自分の未知の分野に挑戦したいという想いがあったからです。私が所属していた部活では週6日の活動があり、練習だけで半日潰れるという生活をしていました。1日の多くを部活に費やし、余った時間で授業を受けるという多忙な生活を送っていたため、ビジネスを考える機会は日常のなかにほとんどありませんでした。こうした中で、ビジネスコンクールはVR講義を含めて、普段経験できない体験や挑戦ができるのではないかと思い参加しました。結果的に自分はこういう考えが出来て、こういうことは苦手なんだなと、新しい自分を見つけることが出来て、非常に貴重な経験となりました。

2. 実際に参加してみていかがでしたか?

大変でした。自分の考えを納得してもらえるように一枚の企画書にまとめるという経験は普段無いもので、想像以上に難しかったです。そもそもパワーポイントをあまり触ったことがなく、テキストをどうやって組み込むのかというところから始めました(笑)思いつくだけではだめですし、それを視覚的に理解してもらうというところまで落とし込むことが大変でしたが、その分確実に自分の力になりました!

3. 個人参加となるコンクール形式のメリットはどんなところにあると思いますか?

「自分自身の考えを客観的に見る力を伸ばすことが出来る」点にあると思います。グループワークなどでは、一人の考えに対してグループの仲間が第三者の立場からフィードバックしてくれますし、チームのアイデアとして活性化させていくことが出来ます。一方このコンクールでは、自分の考えを評価するのは自分自身です。「本当にその市場にビジネスチャンスがあるのか」、「アイデアベースになっていないか」、「Benesseに勝ち目があるのか」など、常に自分の考えに疑いを持ちながら試行錯誤していくというプロセスが求められます。
この一人で試行錯誤するというプロセスは、個人コンクールだからこそ体験できるものであり、考えれば考えるほど、その分自分の力になるものです。私自身、最初は別の市場を対象としたビジネスを考えていましたが、市場規模やBenesseの参入障壁などを調べていくうちに、「もっと大きな市場がある!」と路線変更したのを覚えています。学生様にも、個人参加のコンクールだからこそ味わえる成長をぜひ体感してほしいです!

4. コンクール入賞者から、毎年内定者が出ています。なぜだと思いますか?

コンクールで重要な、「自分で考え抜く」という力が、入社するうえでとても求められているからだと思います。実際の選考でも、「あなたならどのようにそれを実行しますか?」といった、芯をつく質問を受けました。それくらい考え抜くという力は重要視されるものだと実感していますし、入社後も必要な能力なのだと考えています。もちろんコンクールは社員さんにアピールする絶好の機会ではありますが、それと同時に今後求められる力を育む機会でもあります。ぜひ自分の最大限の力を出し切って、成長のための一歩にしてほしいです!

5. 最後に、昨年度の優勝者から、コンクールに参加する学生様へ、メッセージをお願い致します。

ビジネスを考える機会は、日常的にあるものではないと思いますし、慣れないからこそ難しく考えてしまう部分もあると思います。ただ、そこで考え続け、調べ続ける時間は、確実にあなたの力になっていきます。そして私がこのコンクールで賞をいただくために意識していたのは、「去年の優秀賞よりちょっとだけいいものを作る」ということです(笑)ぜひ参考にしてみてください!応援しています!