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英語力ミライ会議とは?
めまぐるしく変化する時代に求められる「これからの英語力」をゲストと共に探求していくメディアです。
第2弾となる今回は、「テクノロジーの発展で英語でのコミュニケーションはどう変わったか?」をテーマに、前回同様、敬愛大学国際学部 教授・英語教育開発センター長 向後秀明氏と、PERSOL Global Workforce株式会社 代表取締役社長 多田盛弘氏にお話を伺いました。(両氏プロフィールはVol.1-1参照)
対面よりビデオ会議のほうが高度な語学力が必要
ビデオ会議では、非言語コミュニケーションの部分が削ぎ落とされてしまう。それに応じて、話者のパーソナリティ(人間性)も伝わりづらくなり、結果的に、純粋な語学力がフォーカスされるようになっているように感じる。
このような状況下では、ビジネスを真に動かすような、パーソナルな部分での信頼関係の構築も簡単ではない。とはいえ、利点も大いにあるため、場面に応じた使い分けが必要だろう。
自動翻訳ツールを使いこなすための語学力
ビデオ会議だけでなく、自動翻訳ツールも使いこなす上で語学力が必要となる。というのも、意図通りの翻訳がされているかどうかを最後に確認し、微調整する必要があるが、それには高度な語学力が要求されるからだ。
ビジネスでも教育でも、ツールはあくまで手間を減らす手段として活用し、それによって省略された労力を、テクノロジーで代替できない部分のために使うのが良いだろう。
テクノロジーの発展によって必要性が増す語学力とは
「自動翻訳結果を確認する能力」に加えて、ますます必要となるのが、目的・場面・状況に応じて表現を使い分ける能力。企業によっては社員教育としてこれを行っているところもあるが、本来であれば大学のレベルで身につけておくべきこと。
具体的には、大学時点で、英語4技能=「聞く(リスニング)」「読む(リーディング)」「話す(スピーキング)」「書く(ライティング)」を、社会との接点を見据えながら磨いておく必要がある。
英語力が不十分な場合、自分とは違うバックグラウンドの人々と、心を通わせるためのコミュニケーションが難しくなる。お互いの違いを理解するとともに、共通点を見つける姿勢・マインドセットと英語4技能力を持つことで相手とのコミュニケーションを深めることができる。