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英語力ミライ会議とは?
めまぐるしく変化する時代に求められる「これからの英語力」をゲストと共に探求していくメディアです。
第2弾となる今回は、「伸びる英語教育 失敗しない教育設計とは? 」をテーマに、前回同様、株式会社スタディーハッカー常務取締役 田畑翔子氏にお話を伺いました。(田畑氏プロフィールはVol.2-1参照)
伸び悩む英語学習者に共通するものは?
伸び悩む理由は多種多様ではあるが、いくつか共通するケースがある。
1. 現状分析の不足
自分の英語力を客観的に計測できるテストを受けて、そこで見つかった課題に対して対応するなどしなければ非効率な学習を続けることになる。
また、課題に対してその原因を深掘りすることで、より具体的なアプローチが可能になる。たとえばリスニングが苦手といっても、語彙力不足、音声の知識不足、処理速度の遅さなど原因はさまざま。自分はどれにあたるかを十分に認識して対策していくうえでも、まず「現状分析」から始めることが鉄則となる。
2. 非効率な学習
前述「現状分析の不足」と繋がるが、効果のありそうなメソッドや教材を手当たり次第に試してしまうようでは非効率な学習になりやすい。いまの自分自身の課題や英語レベルに即したアプローチを選び取ることが大切。
これまでの英語学習・教育の課題とは?
全体として、「自然な英語」をインプット/アウトプットする機会が圧倒的に不足していた。特に、従来の英語学習を受けてきた社会人は、英語を話すことに慣れていない人が多い。
そういった学生時代の経験からか、その社会人が英語を学び直そうとするときには、今度は逆に「コミュニケーション偏重」になりがち。ここでもやはり問題となるのは、そういったアプローチが自分自身の現在の課題に即しているかという点。たしかに英会話ができるようになるのが最終目的だとしても、一足飛びにそこに向かうのではなく、なぜ英語が話せないのかというところを細分化して、それらに対して絞り込んだアプローチをしていくほうが効率的である。
長年英会話に通っていても喋れるようにならない人は、上記の点に留意したほうがよいのではないか。
英語を話せるようになるために必要な教育設計とは?
ENGLISH COMPANYではトレーナーがマンツーマンで英語力向上を手助けしていくが、その上で一番大事なのが最初の「課題発見」。定量・定性の両面から課題を発見し、それらを優先順位付けし、学習習慣の形成も含めて解決していく。そのため、ENGLISH COMPANYでは画一的なカリキュラムは存在せず、個々の受講者すべてに対して、自習時間の使い方も含めてパーソナライズしたカリキュラムを提供しており、それが重要なサービス価値となっている。
このように、英語のコーチングサービスというものが、従来の英語研修よりも効率的に英語力を伸ばせるという理由で、企業側からの研修採用ニーズが高まってきている。
エビデンスに基づいた効率的な学び=「STUDY SMART」という理念が同社を創業以来牽引してきており、この理念は、ひいては日本社会をより良くするものだと信じて日々業務にあたっている。