高1生が学ぶ新課程では、株や資産形成など「お金」に関すること新科目『公共』や『家庭科』で学びます。
高1生だけでなく、高2・3生ももちろん使う「お金」のことを、なぜ高校で学ぶことになったのか。
投資運用を行うミライ予測のプロ、スパークス社の藤村さんにお聞きする『教えて!ミライプロ なぜ今からお金を学ぶ?』第2回目のテーマは、「お金を通じて計画性を持てるようになろう!」。
お金を通して、将来に向けて計画性を持てるようになる!
みなさんも、何か欲しいものがあったとき、お金を貯めて買うっていう経験をしたことがあるよね?
私は欲しかったブランドのお財布があったので、少しずつ貯金して買いました!
僕はギターが欲しいんだけど、計画性がないから、ついつい無駄なものを買ったり、課金しちゃったりして...
私も、自分は計画性がないと思っているから、気持ちはよくわかるよ(笑)
こうやって欲しいものがあるとき、それを買うためには計画的に考える必要があると思うんだけど、それこそがお金について学ぶメリットでもあるんだ!
株や資産形成など、お金に関することを学ぶというと、なんだか難しく思えるかもしれません。
でも、みなさんが高額なものを買いたいと思ったとき、きっとこんなことを考えるはず。
・毎月いくら貯めれば達成できるか
・アルバイトが必要か
・無駄使いを無くせるか
こんなふうにお金の出入りを考える。そう、欲しいものを買うために、計画を立てますよね!
この計画を立てることこそが、将来とても大事な習慣になるはずです。株や資産形成も、お金をどう使うかという計画性に関することですよね。
計画性を持てると、高校生活でも役立つ!
計画って聞くと、進研ゼミやミライ科もよく言われる「勉強計画」って言葉が思い浮かびますよね?
そう!勉強や受験でも、計画って大事。
・どうやって定期テストで良い点を取るのか
・どうやってニガテを克服するのか
・どうやって偏差値を伸ばしていくのか
無計画にやるよりも、計画的に勉強したほうが効率が良くなります。
ほかにも、部活は計画を立てる機会が多いですよね。部費をどう使うかも大事ですし、大会やコンクールまでにどんなスケジュールで取り組むのかを考える人が多いはず。
こんなふうに、計画性を持てると、日々の生活でも役立つんです。
私も大学生のとき、寮に一人暮らしをすることになり、仕送りのお金で食費から何から全部やりくりする必要がありました。
今日は〇〇円で暮らすということを常に考えていたし、自分で家計簿ソフトを作って、お金の管理をしていました。
計画性のない自分も、こうやってお金を通じて計画性を持てるようになったんです。
生きるうえで役立つ計画性が、お金を通じて身につく!
お金について学ぶことで、計画性を持つことが身につくのが、なんとなく想像できましたか?
お金を考えることで使い道を考え、それが身近なお金を有効に無駄なく使うことにつながります。
こうした計画性は、お金だけでなく、高校生活やこれからみなさんが生きていく中で、活用できる力になるでしょう。
次回は、お金を学ぶことで得られるもうひとつのメリットを考えていきます。お楽しみに!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
ライター/クロロ
<協力>
スパークス・グループ株式会社
代表取締役専務 藤村 忠弘 さま
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。