6月4日に開催され、大好評だったオンラインセミナー『クイズでわかる!10年後予測とMy進路』。
\セミナー録画公開中/
当日は、ご参加くださった方からたくさんの質問が寄せられましたが、時間の関係ですべてにお答えすることができませんでした。
しかし、せっかく質問してくださった高校生のみなさんの気持ちにお答えしたい!という思いから、社会人としての経験が豊富な『ミライをつくるラボ』の藤村さんより、回答をいただきました!
質問は、なんと全部で28個!具体的な進路や、10年後のミライ、進路の決め方についてまで、みなさんが「今知りたい」たくさんの質問がありました。
気になる質問をチェックしてみてくださいね!
質問一覧(タップで移動)
【職業や10年後のミライについて】
01.英語を使う職業って何がある?
02.英語はできたほうがいい?
03.人によく相談される経験を活かせる仕事はある?
04.計算が得意な人にオススメの進路は?
05.プログラマーは、数学ができないとダメ?
06.社会の仕組みを知りたい人の進路は?
07.自然環境の保護に関する仕事って何がある?
08.デザインか、安定か、どちらを優先するべき?
09.医療分野でのAIの影響は?
10.医療分野で、将来も需要がある職業は?
11.将来、生き残る可能性の高い職業は?
【進路の決め方に関する悩みについて】
12.進路は、いつ決める?
13.進路を1つの経験で決めても大丈夫?
14.大学に進学してから将来の仕事を考えても大丈夫?
15.将来は、何を参考に、どう考えたらいい?
16.好きなことや得意なことがわからないときは?
17.好きなことを、将来どう使っていけばいい?
18.好き・得意と、将来やりたい事が違うとき、どうすればいい?
19.好きなもの、世界を救う、どちらを大切にするべき?
20.将来、楽しめる仕事にするべき?
21.いくつかの進路で迷ったときの決め方は?
22.職業診断の結果が向いてない職業だったとき、どうしたらいい?
23.行きたい学部が近くの大学にない場合、どうしたらいい?
24.親が進路に反対したときはどうしたらいい?
【勉強や日常生活について】
25.薬学系に進む場合の科目選択は?
26.独学で勉強する方法は?
27.時間を見方にするには、どうしたらいい?
28.自分が「日本を作る」ことってできるの?
職業や10年後のミライについて
01.英語を使う職業って何がある?
英語を使う職業を教えて欲しいです。
通訳ソフトも発達しているので、英語を使うということにこだわらず、英語で何を伝えたいか、どんな人とコミュニケーションをとりたいか、などを考えてみるといいと思います。
どんな分野でも英語は使う仕事はあると思います。地方にいても、観光の仕事で海外の人と話をしますし、医者の仕事でも新しい技術を学んだりするためには英語を読んだりします。
02.英語はできたほうがいい?
英語はできた方が良いですか?
ただ海外の人と話をするだけなら、通訳の機械も進むので必要なくなるとは思いますが、海外の人のことを本当に理解するために、その言語を理解することは大事だと思います。
できた方がいいですが、できなくても昔より問題は減るかもしれません。
03.人によく相談される経験を活かせる仕事はある?
人によく相談をされるのですが、それを活かせる仕事ってありますか?
そのような能力は、社会でも重要な資質です。一般企業に就職しても、役立つかもしれませんし、弁護士やコンサルタントなどの仕事もいいかもしれません。
ほとんどの仕事においてコミュニケーションを取ることは重要なスキルで、相談されるということは、その能力が高いのだと思いますよ。
04.計算が得意な人にオススメの進路は?
計算が得意な人は、どのような職業に就くべきですか?
どんな仕事でも計算が得意なことは役に立つと思います。
理論系よりも実際に数字を使う工学系や、文系でも経済・商学系などがあります。ビッグデータの利用が注目され、幅広い業界・学問で統計学が注目されています。計算の次に何が好きかを考えてもいいかもしれませんね!
05.プログラマーは、数学ができないとダメ?
プログラマーって、数学ができないとだめですか?
数学ができればいいかもしれませんが、できなくてもだめではないと思います。文系からプログラマーになった人もたくさん知っています。
プログラムが発達して、数学、コンピューター言語に詳しくない人でも、プロフラムしやすい言語も増えています。デザインとか使いやすさとかも重要になっています。
どのようなプログラムを作りたいか、どの分野のものを作りたいか、ということがもっと大事になってくると思います。
06.社会の仕組みを知りたい人の進路は?
社会の仕組みを知りたいけど、社会学なのかな ?
個人的な印象ですが、社会学は社会心理学や社会福祉に近いことを勉強するかんじなので、公共や福祉関連の仕事が向いているのかもしれません。
社会全般であれば、社会学もいいですが、社会科学分野、政治、経済、法律、どの部門でも好きなものは見つけられると思います。
07.自然環境の保護に関する仕事って何がある?
自然環境の保護に関する仕事に就きたいのですが、どのような仕事があるのでしょうか?
普通の企業でも環境意識の高まりから、そのような部署を作っています。
政府に入って、環境保護を主導する、ということもあります。
科学者になって、保護するやり方を発見したり、環境破壊の実態を発信したりということもあります。
林業の仕事もこれから重要になると思います。国立公園などにつとめて、直接的に保護をする活動もあるかもしれません。
自然環境を保護するためのやり方は、いろいろあると思います。
08.デザインか、安定か、どちらを優先するべき?
デザインに興味がありますが、浮き沈みがある職種なので、安定している一般企業の会社員がいいかなと思ってしまいます。好きなことを優先したほうがよいでしょうか?
たしかに、デザイナーのような仕事は、それだけでは難しい職業かもしれませんね。
でも、デザインの学校に行ったことが、一般企業就職においてもプラスになることもあるかもしれません。
これからは単純作業をAI・機械がやることが増え、いろんな仕事でデザインの重要性は高まるのではないかと思います。普通の大学に行ってから、デザイン学校に入りなおす、または逆もあると思います。
09.医療分野でのAIの影響は?
医学のことを学びたいけれど、医療の仕事はAIに飲まれてしまうのでしょうか?
簡単な診断であればAIになりますが、それにより将来、医者はより重要な仕事に集中できるようになるので、今より仕事のやりがいが高まるのでは、と考えています。
人間は一人ひとり違うので、AIですべてできるようになるには、まだ時間がかかると思います。
10.医療分野で、将来も需要がある職業は?
医学の中でも、AIに取って代わられない職業や10年後くらいに需要がある職業はなんだと思いますか?
患者さん、お客さんと接する職業はなくならないと思います。患者さんやお客さんをしっかり観察することは、人間にしかできない能力だと思います。
マッサージ師とかがなくならない職業だというのも聞いたことがあります。
人間がより人間らしい仕事ができるようになるので、AIのことは心配しなくてよいと思いますよ。
11.将来、生き残る可能性の高い職業は?
仕事が変わっていくなかで、生き残る可能性の高い職業は何だと思いますか?
生き残る職業に就くことを優先するよりも、自分のやりたいこと、得意なことを考えていくことが大事だと思います。
いい仕事をしていれば、どんな仕事も職業名は変わってもなくならないと思います。
進路の決め方に関する悩みについて
12.進路は、いつ決める?
どのタイミングで進路を決めるのがいいのでしょうか...?
人によってタイミングが違うので、いつまでと決めず、今決めなければいけないことだけ決めていけばいいと思います。
小さい時から方向性を決めている人も、就職してから気が付いて変更する人もいます。
今を一生懸命にやっていると、何か見えてくることがあるという話をよく聞きますよ!
13.進路を1つの経験で決めても大丈夫?
たったひとつの経験から決めてしまっても大丈夫でしょうか?
1つの経験が人生を変えた、という人はたくさんいます。でも、そうじゃない人もたくさんいます。
挑戦して違うと思ったら、変更してもいいと思います。本当にいいなぁと感じたら、1つのきっかけで決断してもいいと思います。
14.大学に進学してから将来の仕事を考えても大丈夫?
将来、商学を学びたいと思っています。でも、将来の仕事は何をしたいかがわかりません。大学に進学してから仕事を考えても、大丈夫なのですか?
商学は、会計関連、経営関連など企業経営に役立つことをいろいろ学べますので、勉強しながらどのような分野に行きたいかをゆっくり考えて問題ないと思います。
15.将来は、何を参考に、どう考えたらいい?
将来のことを考えるとき、なにを参考にして、どう考えたらいいのでしょうか?
いろんな人の話、体験を聞いたり読んだりして、自分に合っている人を見つけるのがいいのではないでしょうか。
16.好きなことや得意なことがわからないときは?
自分の好きなことや得意なことを、どのようにして見つければ良いですか?
やりたくないことを列挙していくと、残ったものの中からやりたいことがみつかるかもしれません。
ちょっとしたきっかけで始めた仕事が、やっているうちに面白くなったという人もたくさんいますよ!
17.好きなことを、将来どう使っていけばいい?
好きなことは、クイズとか、城とか...。こうしたことを、どのように仕事や将来に使っていけばいいですか...?
仕事をしながら、趣味の時間をもつ、というやり方もあるとは思います。
人と話をしながら、豆知識を使うことでコミュニケーションが改善したり、共通の趣味で話が盛り上がったりして、いろいろ趣味が仕事に役立つこともあります。
18.好き・得意と、将来やりたい事が違うとき、どうすればいい?
地図を見たり、道路が好きですが、将来やりたい事と考えると違う気もします。得意なもので考えるほうが良いですか?
私も地図を見るのが好きですが、ナビができて、残念な気持ちがあります。
地図をみることが好きなのは、いろんな地域のことを考えることが好きなのかも、とか、自分で都市を作るのが好きなのかも、とかであれば、都市計画や観光などが向いているかもしれません。
もう一歩進んで、なぜ地図が好きかを考えてみると、進路が見えてくるかもしれませんね!
19.好きなもの、世界を救う、どちらを大切にするべき?
自分が好きなものと、世界を救いたいという気持ちのどちらを大切にすれば良いですか?
好きなことを続けていくと、そこから世界に貢献する、ということは見つかられるかもしれません。
一時的に寄付したり、ボランティアをすることも大事ですが、長期的に支援する仕事をするためには、資金をどのように維持するかが大事です。
ちょっとしたことで、人を楽しませること、喜んでもらうことの積み重ねが世界を救うと信じたいですね。
20.将来、楽しめる仕事にするべき?
将来、楽しめる仕事をしたほうがいいですか?
どんな仕事も、基礎を学ぶ始めのころはつらいことが多いと思います。
逆に、経験を積んでくると、楽しめるようになる仕事も多いと思います。同じ仕事をしていても、楽しんでいる人のほうがいい仕事をして、お客さんを満足させていることが多いですよ!
21.いくつかの進路で迷ったときの決め方は?
いくつかの職業で迷った時、どのような決め方をすると良いですか?
まず始めやすいものから始めてみて、違うと思ったら修正してもいいと思います。
興味を持っている職業の共通点を考えて、なぜ自分がこの職業を好きなのか、をもう一度考えると、決断しやすくなるかもしれませんね!
22.職業診断の結果が向いてない職業だったとき、どうしたらいい?
今はまだ看護師になりたいなぁという感じです。職業診断をしたら看護系だったのですが、自分の生活とか色々な面からみて、全然向いてないと思うんですが、どうしたらいいですか?
職業診断などは気にせず、自分のやりたい方向にいっていいと思います。
看護の資格だけとっても、看護師にはならずに別の道に行く人もいます。診断よりも、自分の考えをゆっくりと整理してみることが大切です。
23.行きたい学部が近くの大学にない場合、どうしたらいい?
親に家から近い大学に行くように言われています。ですが、私の行きたい経営学部のある大学が近くにありません。どうすれば良いでしょうか?
経営の仕事はいろいろなことを学ばないといけないので、経営学部でなくても将来経営の仕事はできると思います。
経済学部、商学部、法学部の科目と経営学は、かなり重なります。経営学部に行って、何を学びたいかをまず考えてみたほうが良いかもしれませんね。
24.親が進路に反対したときはどうしたらいい?
将来なりたい職業のことを親に話したら、やんわり否定されました。どうしたら良いでしょうか?
繰り返し説得するしかないですね。じっくり考えて、それが本当にやりたいことなら、その気持ちを強く持つしかないと思います!
勉強や日常生活について
25.薬学系に進む場合の科目選択は?
薬学系の進路に進みたいけれど、2年生の教科で生物と物理、どっちをとるべきですか?
学問的には生物の方が近いようですが、物理を学んでも役に立つことはあると思います。
専門になる前であれば、受験科目とかが関係なければ、好きなものを選択してもいいかもしれませんね!
26.独学で勉強する方法は?
学校で習わない分野を独学するには、どのようにしていますか?
本を読んだり、ネットを検索したりして、調べています。
学校や仕事に関係ないことも勉強していると、どこかで役に立つことがよくあります。好奇心をもって勉強することは大事だと思います!
27.時間を味方にするには、どうしたらいい?
時間を味方にするって、どうすればいいんですか?
若いだけで時間を味方にしています。すぐに結果が出そうなことよりも、時間がかかるけど大きくメリットになることを我慢強くやる方が、時間を味方にできると思います。
目先のメリットよりも、将来良くなりそうなことを選ぶことが大事だと思います。
28.自分が「日本を作る」ことってできるの?
生物の先生が「君たちは日本を作る人たちだ」と言っていたんですが、本当にできますか?
若い人たちが日本を作ろうと思ってくれることで、良い日本ができると思います。そのような人が増えれば、良い日本ができると思います。
以上、28個の質問に、藤村さんが回答してくださいました。
オンラインセミナーならではの、みなさんがまさに「今知りたい」質問が多かったですね!
具体的で同じ悩みをもった人もいるんだ!と勇気づけられたり、それに対する回答が参考になったり、考え方を深める貴重な機会になったかと思います。
もう一度セミナーをチェックしたいという人は、録画も公開されているので、ぜひご覧くださいね!
\セミナー録画公開中/
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
ライター/クロロ
<協力>
スパークス・グループ株式会社
代表取締役専務 藤村 忠弘 さま
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。