数年後にはキミも直面する大学生活をお金面から考えてみよう!
ということで、このシリーズでは、大学生のリアルなマネー事情を、データや大学生のコメント満載に紹介していきます。
シリーズ1回目のテーマは、「大学生になるとお金の管理意識がどう変わるのか?」です。
高校生と大きく変わる大学生のマネー意識を、さっそく見てみましょう!
※この記事は進研ゼミが2021年12月~1月に行った、進研ゼミの先輩大学生275名を対象のアンケートをもとに構成しています。
大学生の8割がお金の管理意識が変わる!?
アンケートによると、84%の大学生が「高校時代と比べて『お金の管理』に対する意識が高まった」と答えています。
「いいえ」と答えた人はたった6%と少数派でした。
「特に変わらない」と答えた人は10%いますが、そのほとんどが、「高校時代からお金の管理に関する意識が高かったから」と答えていました。
つまり、9割以上の大学生がお金の管理意識が高いことに!
これはスゴイですね。
お金の管理意識が高まった3大理由とは?
アンケートでお金の管理意識が高まった理由で一番多かったのは、「アルバイトを始めて収入が増えたから」。
次に多かったのは、「一人暮らしを始めて自分でお金を管理するようになったから」です。
そして3番目は、「高校時代より出費がかなり増えたから」。
つまり、大学生がお金の管理に目覚める3大きっかけは、「アルバイト」「一人暮らし」「出費が多い」ことと言えるでしょう!
大学生の声を紹介します。
神戸大 法学部 A・T先輩
バイトをして自分でお金を稼ぎ、そのお金で欲しいものや必要なものを買うようになったから。
兵庫県立大 理学部 M・O先輩
一人暮らしをして、生活費の半分くらいを自分のバイト代で補うようになったため。
金沢大 人文学類 G・K先輩
仕送りの金額以内で生活しなければならなくなったから。
大阪大 法学部 M・D先輩
一人暮らしになり、毎月の家賃を自分で振り込む、食事を自分で買って作る、などで、毎日の生活にお金がかかることを実感するから。
岩手県立大 総合政策学部 K・Y先輩
制服がなくなり身だしなみにお金がかかるようになったため、支出収入の管理をしないとお金が足りなくなることがあったから。
参考までに、高校時代よりもお金の管理意識が低くなった!という先輩たちの声も紹介しておきます。
岐阜大 工学部 M・I先輩
バイトを始めて、財布の紐がゆるくなったから。
北見工業大 工学部 S・M先輩
バイトで自由に使えるお金が増え、お金の管理がルーズになったと感じでいます。
このように、自分で扱うお金が高校時代より増えて余裕が出たことで、逆に管理意識が低下するケースもあるようです。
お金の管理意識はどう変わったのか?
ここからは、お金の管理意識がどのように高まったのか、先輩達の変化の声を紹介します。
広島大学 経済学部 M・T先輩
生活をやりくりする中で、食品や生活品の値段などを意識するようになりました。
国際医療福祉大 福岡保健医療学部 R・M先輩
バイトでお金を稼ぐようになって、働く大変さや、お金の大切さがよりわかるようになった。
叡啓大 ソーシャルシステムデザイン学部 A・T先輩
バイトの収入ができ、自分が頑張って稼いだお金をどのように使っていくか考えるようになった。
東北大 医学部 A・Y先輩
家計簿をつけるようになった。
関西大 社会学部 A・T先輩
お金を使ったら手帳に書くようになった。
東京学芸大 教育学部 M・T先輩
バイトをして「この商品は何時間分のお給料だ」と考えるようになり、財布の紐がキツくなりました。
成蹊大 文学部 H・Y先輩
将来のことを少し考えるようになり、計画的に貯金しています。
大阪市立大 理学部 K・Y先輩
バイトで稼いだお金を運用するようになった。
このように多くの大学生が、次のような意識変化を経験するようです。
・お金を稼ぐことの大変さに気づく
・お金の使い道を慎重に考えるようになる
・自分の収入と支出を管理するようになる
・モノの価格を意識するようになる
・貯金や運用をするようになる
まとめ
お金の管理意識の変化から、高校生とガラリと変わる大学生活を垣間見られたのではないでしょうか?
大学に入ったらアルバイトや一人暮らしをする予定の人も、そうでない人も、お金の知識は将来の豊かさにつながりますよ。
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<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座
ライター/長谷川ヨスコ
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。