しつ問1:どんな、お仕事ですか?2年/宮城県/けんけん
 |
小澤さんが働(はたら)く国際(こくさい)子ども図書館には、子どもの本がいっぱい! 本のかし出しは行なわず、利用者(りようしゃ)は図書館にきて、本を読んだり、調べものをしたりするんだ。 |
お答え1:わたしは、本をさがしている人の相談に乗ったり、毎週、土曜日・日曜日に行っているおはなし会で、おはなしや絵本の読み聞かせをしたり、利用者(りようしゃ)が楽しく図書館を利用できるように、いろいろな仕事をしています。また、本だなの本をきちんとならべたり、図書館に置(お)く本を選(えら)んだり、買った本にラベルをつけるのも大切な仕事です。
しつ問2:この仕事をしたいと思ったきっかけは?(3年/新潟県/クローバー★)
お答え2:小さいころから、本を読むのが大好(だいす)きで、小学校のころは図書委員をしていました。図書室の先生に、本をすすめてもらったり、本の感想を話し合ったりするうちに、「人に本の楽しさを伝(つた)えられる仕事ってすてきだな」と思ったことがきっかけです。
しつ問3:小学生によくすすめる本を教えてください。(6年/さくらんぼ)
 |
取材(しゅざい)にうかがったときのコーナーは、春の季節(きせつ)にちなんで「さくら」がテーマ。さくらが出てくる本がいっぱいそろっていたよ! |
お答え3:みなさんそれぞれ、好(す)きなこと、きょう味のあることがちがうので、すすめる本もかわってきます。わたしは利用者(りようしゃ)に本をすすめるとき、まずその人から話を聞くようにしています。「ハラハラドキドキする物語が読みたい」「動物が出てくるお話が読みたい」など、本の好(この)みや、「夏休みの宿題で星のことを調べている!」といった目的(もくてき)を聞き、その人の年れいも考えながら、本をすすめるようにしています。
そのほか、国際(こくさい)子ども図書館では、テーマを決めて、関連(かんれん)する本を集めてしょうかいするコーナーがあります。以前(いぜん)わたしが、てい案(あん)したのは「おかしの本」。おいしそうなおかしが出てくる本をたくさんならべました!
しつ問4:どこにどんな本があるか全部覚(おぼ)えているんですか?
(4年/埼玉県/ONNP♪)
 |
図書館がしまったあと、本の整理をする小澤さん。こうやって整理してくれるおかげで、わたしたちは気持ちよく図書館を使うことができるんだね。 |
お答え4:図書館の本は「スポーツ」「科学」「歴史(れきし)」など、種類(しゅるい)によってわけ、ラベルをはって本だなに入れています。まずその種類(しゅるい)を覚(おぼ)えておけば、どこにどんな本があるかは大体わかります。
そして、わたしたちは図書館がしまったあと、利用者(りようしゃ)が読んで、ちがう場所に返した本を元(もと)の場所にもどします。そうしているうちに、それぞれの本が置(お)いてある場所を、よりくわしく覚えることができるんですよ!
しつ問5:図書館で働(はたら)くためには、司書(ししょ)のしかくが必要ですか?
(6年/大阪府/You)
お答え5:司書(ししょ)というのは、図書館で働(はたら)くための、専門的(せんもんてき)なちしきを持つ人のことですが、しかくがないと図書館で働けないわけではありません。ただ、図書館のことを勉強しておけば役に立ちますし、司書のしかくが必要(ひつよう)な図書館もあります。しょう来図書館で働きたければ、しかくをとることを考えてもよいかもしれません。
わたしがつとめているのは、国立の図書館なので、まず国立国会図書館が行うテストを受けて、しょく員になりました。そして、仕事をはじめてから、通信教育(つうしんきょういく)で司書のしかくをとりました。合かくしたときは、とってもうれしかったです。
しつ問6:しょう来、図書館で働(はたら)きたいのですが、今からやっておけばよいことはありますか?(5年/千葉県/けっとん6)
お答え6:お魚屋さんが、お魚にくわしいように、図書館で働(はたら)く人は、いろんな本のことをよく知っておくことが大切です。今まで読んだことがなかった分野の本にチャレンジしたり、好(す)きな本をくりかえし読むのもよいと思います。「お気に入りの本」「人にすすめたい本」をどんどんふやしてください。
しつ問7:今までで一番印象(いんしょう)に残(のこ)っている本はなんですか?
(5年/愛知県/キムタク大好き)
お答え7:子どものころに読んだ、ハイジの物語が印象(いんしょう)に残(のこ)っています。アルプスの大自然(だいしぜん)でくらすハイジが、ほし草のベッドでねむったり、おいしそうなチーズやパンを食べたりする場面は今でもよく覚(おぼ)えています。物語の世界で、わたしもいっしょに遊んでいるような気持ちになり、なん度もくりかえして読みました。
しつ問8:一日にどのくらいの人がきますか?(3年/福岡県/イチゴ)
 |
「子どものへや」「世界を知るへや」など、いろんな部屋がある国際(こくさい)子ども図書館。遠足や、しゅう学旅行で、日本中からたくさんの子どもたちがやってくるよ! |
お答え8:国際(こくさい)子ども図書館全体で、平日には、400人くらい。土曜日や日曜日になると600〜700人くらいの方がいらっしゃいます。
しつ問9:図書館ではよく、お話会を開いていますが、どうしたらすらすら読めるようになるの?
(5年/兵庫県/monokuroboo)
お答え9:じょうずに読もうと思うより、ていねいに心をこめて読むことを心がけるとよいと思います。そして、聞いている人全員に伝(つた)わるように、大きな声で読むことも大切です。たとえば、ご家族の前で練習をすると、自分では気づかなかったところを、アドバイスしてもらえるかもしれません。
わたしも、おはなしや絵本の読み聞かせをするときは、一生けん命練習をします。歩きながらつい、おはなしのセリフをブツブツ言ってしまうこともあります・・・。
しつ問10:仕事をしていて、よかったと思うのはどんなとき?(3年/埼玉県/みぃちゃん)
お答え10:すすめた本を読んだ利用者(りようしゃ)が「おもしろかったよ!」と言ってくれるときや、絵本の読み聞かせをして、喜(よろこ)んでもらえたときが一番うれしいです。国際(こくさい)子ども図書館には、たくさんの子どもがきてくれます。子どもたちの笑顔(えがお)を見ると、この仕事をしていてよかったなと思います。
|