しつ問1:なんでファッションデザイナーになろうと思ったの?(3年/神奈川県/くうたん)
お答え1:子どものころから絵をかくことが大すきで、おひめ様や女の子の絵をかいていました。そのとき「どんな洋服を着せようかな?」と考えるのが楽しみでした。高校生になると、本をさん考に洋服を作るようになりました。「洋服を作るのって楽しいな!」「わたしのデザインした洋服をみんなに着てもらえたらうれしいな!」と思うようになり、ファッションデザイナーになろうと決めました。
しつ問2:考えた服をどうやって作るの?(1年/東京都/かの)
 |
サンプルのスカートをチェックする小笠原さん。何度もしゅう正しながら、よりよいものにしていくんだ。 |
お答え2:洋服ができるまでには、いろいろな作業と、たくさんの人の協力(きょうりょく)が必要(ひつよう)です。まずみんなで打ち合わせをして、新しく作る洋服のイメージを考えます。「夏、海に出かけたときに着たくなるような、さわやかな洋服にしよう」「レースがはやっているから、使ってみよう」など、いろいろな意見が出ます。それをもとにデザイナーが、かん単(たん)なデザインを考え、みんなのアドバイスを聞きながら、よりよいものにしていきます。
大まかなデザインが決まったらコンピュータを使って、よりくわしいデザイン画をかきます。それを、型紙(かたがみ)を作るパタンナー、プリント(絵がら・もようのこと)を作るグラフィックデザイナーにわたします。型紙とプリントができあがったら工場にいらいして、サンプル(見本のこと)の洋服を作ってもらいます。実物を見て、しゅう正をしたあと、今度は、てんじ会に出します。てんじ会では、洋服を売るお店の人からアドバイスがもらえるので、それをさん考に、最後(さいご)のしゅう正をしてようやく完成(かんせい)です。デザインを考えてから、洋服がお店にならぶまでに、1年くらいかかるんですよ!
しつ問3:かわいい服は、どうしたら考えつくの?(4年/大阪府/りんごちゃん)
お答え3:毎月20さつ以上(いじょう)のファッションざっしを読んで、今の流行を研究しています。まちを歩く女の子の服そうを見たり、ショーウインドーにかざってある洋服をながめるのもさん考になりますね。また、絵本やかわいいイラスト、ポストカードには、子ども服のヒントになるようなアイディアがたくさんつまっています。気に入ったものを集めてファイルを作り、デザインを考えるときに役立てています。
しつ問4:どんなタイプの洋服がすきですか?(6年/千葉県/ココア)
 |
小笠原さんがデザインしたTシャツ。お友だちと遊ぶときにぴったりの楽しいデザインだね!
(C)NARUMIYA INTERNATIONAL |
お答え4:デザインをするときは、いっぱい遊べるような元気な服に、かわいらしさをプラスしたスタイルが得意(とくい)です。わたしがいつも着ている洋服では、デニムのパンツに、レースなどのかざりがついたT(ティー)シャツやブラウスを合わせることが多いですね。
しつ問5:楽しいのはどんなとき?(5年/大阪府/ムラセ)
お答え5:デザインした洋服が、仕上がってきたときは「やった〜!」とうれしい気持ちになります。また、わたしが作った洋服を着ている女の子を見かけると、本当にうれしくて、思わずじーっと見てしまうんですよ(笑)。
しつ問6:大変(たいへん)なことはなんですか?(4年/東京都/4649)
 |
デザインを考えている小笠原さん。すてきなデザインは思いついたかな? |
お答え6:洋服を発売する日は決まっているので、デザイナーは必(かなら)ず、しめ切りを守らなくてはなりません。夜おそくまで会社に残(のこ)って仕事をする日が続(つづ)くと、たいへんだなと思います。
また、デザインがなかなか思いつかないときもつらいのですが、仲間(なかま)に相談をしたり、音楽をかけて気分をかえるようにしています。
しつ問7:自分でデザインした服を着てみたいと思うことはありませんか?(5年/兵庫県/はにいれもん)
お答え7:わたしの働(はたら)いているブランドでは、140cmから160cmくらいまでの女の子たちが着る洋服を作っています。わたしは164cmなので、T(ティー)シャツくらいなら、自分でデザインしたものを着ることができます。もちろん着られないものもたくさんありますが、女の子たちのために作っているので、残念(ざんねん)だなと思う気持ちはありません。
しつ問8:「世界をテーマに洋服を作って」と言われたらどの国をテーマにしますか? (6年/岡山県/MURAMASA
お答え8:わたしが仕事をしているブランドでは「フランスの女の子」をイメージした服を作っているので、やはりフランスをテーマに選(えら)ぶと思います。フランスのパリにあるエッフェル塔(とう)や、なみ木道など、美しい景色(けしき)をデザインに取り入れながら、上品なかわいらしい洋服を作ってみたいですね!
しつ問9:ファッションデザイナーになるために、どんなことを学んだのですか?(5年/秋田県/パナソニック)
お答え9:わたしは高校を卒業(そつぎょう)してから、ファッションデザインの、せん門学校へ行きました。洋服のデザインについてだけではなく、型紙(かたがみ)の作り方、色の種類(しゅるい)、生地(きじ)の特(とく)ちょう、洋服の歴史(れきし)も勉強します。洋服を作る宿題がたくさん出るので、いつも真夜中までミシンをかけたり、デザイン画をかいていました。たいへんでしたが、すきな勉強だったので、とても楽しかったですよ!
しつ問10:どうしたらかわいいコーディネートができるようになりますか?(6年/福島県/ツバサ)
お答え10:ざっしやお友だちのファッションをよく観察(かんさつ)して、いいなと思うコーディネートをどんどん、まねしてみましょう。また、「このブラウスに、このスカートは合わないな〜」と決めつけると、いつも同じコーディネートになってしまいます。ぼうしをプラスしたり、カーディガンをはおると、ガラッと印象(いんしょう)がかわりますよ。いろいろなコーディネートにチャレンジしてみてね。
|