しつ問1:料理研究家のかたはどんなお仕事をされているんですか?(6年/静岡県/ケーキ)
お答え1:わたしの仕事は、主(おも)に教室で料理(りょうり)を教えたり、お店からたのまれて新しいメニューを考えたりすることです。料理研究家のなかには、料理の歴史(れきし)や、国ごとの料理のちがいなどを研究して、学校でじゅ業をしたり、料理の本を書いたりする人もいます。
しつ問2:なぜ料理研究家になろうと思ったの?(3年/千葉県/たこやき*)
お答え2:わたしは、小さいころから料理(りょうり)をすること、食べることが大すき! それと同じくらい、作った料理をみんなにごちそうして、よろこんでもらうことがすきでした。
学校をそつ業してからは、料理と関係(かんけい)ない仕事をしていたのですが、いつもお友だちをよんで、わたしの作った料理を楽しんでもらっていました。そのうちに、新しいメニューを考えることがどんどんおもしろくなってきて、こういうことを仕事にできたらいいなと思ったのがきっかけです。
しつ問3:料理研究家になるために、どんなことを勉強したの?(4年/大分県/はるぽん)
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フランスにりゅう学していたころ。勉強はとっても楽しかったんだって! |
お答え3:まず、せん門学校で料理(りょうり)のきそをしっかりと学びました。ワインが大すきなわたしは、ワインにいちばん合うフランス料理をもっと勉強しようと、フランスへりゅう学。パリのホテルにある料理学校に通いました。その後、フランスにあるプロヴァンス地方の家庭にホームステイし、そこのおかあさんから、フランスの家庭料理をたくさん教えてもらいました。
しつ問4:新しいメニューはどういうときに思いつくのですか?(5年/新潟県/メガネ娘)
お答え4:レストランでおいしい料理(りょうり)を食べたときに、新しいアイディアがわいてきます。「この料理は和食だけれど、洋食風(ようしょくふう)にトマトソース味にしたらきっとおいしいだろうな!」「これはアツアツのスープだけど、冷(つめ)たくしたらどんな味になるんだろう?」といった、ひらめきや、ぎ問をもとに、新しい料理を考えることが多いですね。
また、旅行の本には、その土地のおいしい料理の写真がのっているので、さん考になります。旅行の本ですから、料理の作り方は書いていないのですが、「これはどんな味なんだろう。からいのかな? すっぱいのかな?」とあれこれ想ぞうすることで、新しいメニューが思いうかびます。
しつ問5:今までにいくつくらい新しいメニューを考えたのですか?(6年/大阪府/♪yume♪)
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新しく考えたメニューは写真にとって記録(きろく)しておくんだ。 |
お答え5:教室で教えるために、毎月3つの料理(りょうり)を新しく考えています。これまでに150種類(しゅるい)くらいのメニューを考えました。
しつ問6:得意(とくい)な料理は何ですか?(5年/大阪府/(:*:)hikari)
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谷藤さんの考えたオーブン料理「サバとじゃがいものハーブ焼(や)き」。とってもおいしそう〜。 |
お答え6:オーブンを使った料理(りょうり)がすきです。オーブンでじっくり焼くと、肉や魚にソースの味がよくしみたり、野菜(やさい)がやわらかくなったり、あまくなったりします。また、おなべで料理をすると、ときどき、かきまぜたりしなくてはならないのですが、オーブン料理は、オーブンに入れてしまえば、焼いている間、ほかのことができるところもいいですね。
しつ問7:うれしいのはどんなとき?(4年/奈良県/ナツアルヨ)
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じゅ業をする谷藤さん。 |
お答え7:わたしが考えたメニューを、おいしそうに食べてくれているのを見ると、とってもうれしいです。また、料理(りょうり)教室に通う生徒(せいと)さんが「教わったメニューを作ったら、家族がとってもよろこんでくれました」と、ほう告(こく)してくれたときも、うれしいですね。
しつ問8:ピーマンがキライ! おいしく食べるにはどうしたらいい? (3年/愛知県/ゆりりん)
答え8:ピーマンは、少し苦くて、どく特(とく)のにおいがあります。そのせいで、とくに子どものうちはおいしく感じないかもしれませんね。でも、ピーマンは油でいためると、苦味や、においがなくなります。いためたピーマンに、カツオブシとおしょうゆをかけて食べると、とってもおいしいですよ! 野菜(やさい)も肉も魚も、調理によって、味がかわります。みなさんも苦手な野菜(やさい)のどんなところがイヤなんだろう? どうしたらおいしく食べられるかな? と考えてみると、おもしろいですよ。
しつ問9:料理の本を読みながら作ったのに失敗(しっぱい)しました。どうしたらじょうずに作れますか?(6年/東京都/M.S)
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どれどれ、おいしくできたかな? |
お答え9:できあがりのイメージをもって料理(りょうり)をするとじょうずに作れると思います。料理の本にのっている写真を見ながら、どんな味になるのか想ぞうしてみましょう。たとえばカレーなら、ピリッとからくて、肉はトロトロにやわらかくて、じゃがいもはホクホクで…と想ぞうして、その味に近づけるように調理しましょう。
味のこのみは人それぞれですから、本のとおりに作ってもおいしく感じないこともあります。とちゅうで味見をして「もうちょっと塩を足してみようかな?」「トマトをもっとふやしてみようかな?」など、自分なりに工夫(くふう)してみるとよいでしょう。がんばってね!
しつ問10:わたしも料理研究家になりたいです。今できることはありますか?(4年/愛知県/ゆゆ)
お答え10:和食、洋食、中か料理(りょうり)…たくさんの料理を味わって、料理には、いろんな「おいしい!」があることを知ってほしいですね。あまくておいしい、すっぱくておいしい、からくておいしいなど、たくさんの「おいしい」を知っている人ほど、おいしい料理が作れると思います。
食べたことがない料理を出されたとき「食べたことないから食べたくない」ではなく、「どんな味なんだろう!」と、こうき心を持って、チャレンジしてみてね。
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