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時代によって、障害者に対する偏見差別、意識が変遷しつつある一方で、依然として障害者に対してネガティブなイメージを持つ 人が減らないことが現実である。私もそのうちの1人で、なぜ突然奇声を発したり、暴れ回るのかなど障害について無知であったためさまざまな憶測から偏見が生まれ、そのことがきっかけで障害者に関する健常者の理解を深めるためには、どのような方法が効果的なのか疑問におもった。またこの研究を通して健常者へ障害についての理解を促す事で、社会的に弱い立場にいる障害者へ偏見や差別が解消され、対応を改めて共生社会を目指す事ができる。
知的障害や発達障害、精神障害を持つ方との接し方を実際の体験談を通して学ぶことができます。探求活動を通して1年間のボランティア活動で20名の障害を持つ方と関わり、関係を深めたことで見つけられた共通点から具体的な接し方を考えました!また、外見からでは障害を持っているのか判断しづらいのが発達障害や知的障害などです。今の自分がいる状況ではこのようなスキルは必要がないかもしれません。しかし将来社会に出た際、障害について理解を深め、付き合い方や関係を深める方法を高校生のうちから知っておくことで多様性のある人間性の中で視野を広げて仕事をすることが出来るでしょう!
障害について文献調査を行い知識を得た。次に実地調査で障害を持つ人を対象に水中介助や指導を行うボランティアに2019年9月から参加し活動を続けている。そこでは障害の種類や重軽症度が異なる小学生から25歳までの障害を持つ男女20名と一緒に活動をしている。実際の活動を通して観察したり、お迎えに来る御両親にインタビューしたり、同じボランティアの仲間に接し方や具体的な方法についての話を聞いた。最後に障害者に抵抗感を感じていたり、偏見を持つ方に今回の研究を発表し、障害に対する意識を変えるための改善策を行った。その後参加者にアンケートを取り自分の研究内容によって意識や考え方が変わったのか調べた。
コミュニケーションをとることが苦手なために無意識に相手のことを見て観察する。そのため最初の第一印象や接し方で障害者との関係性が決まってくるのだとボランティアの体験を通してわかった。また、社会の中で共生するには健常者が障害の特徴や障害者について理解を深め、障害への偏見や差別を改善することが必要である。そのためには子供の時から健常者と障害者が一緒にいる環境を作り関係性を作ることが今後の社会に求められる。共生社会の実現のためには特別支援学校と小学校の校舎を近くに立て、身近に障害者がいる環境で助け合いながら過ごしたり、道徳の障害理解の授業の一環として実際に交流会を持つなどを提案する。
文献調査から、障害にはさまざまな種類があり組み合わせもたくさんあり、症状も異なるため接し方について言及することは難しい。実地調査の結果は次のような成果が得た。私たちは知的障害のある人を支援する立場にあるが知ない間に自分の立場を権威づけてしまう。支援者は立場が対等であることを意識し、知的障害のあ る人の世界に近づくように、努力してい行くことが必要だ。また、一人ひとりの世界を知ろうと考えることで、必要としているものが、何なのかがわかってくると考えているのである。様々なことを、よく観察していくことが初めの一歩なのである。 この研究の成果を検証した結果75%の人に意識が良い方向に改善した。