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探究レポート No.0292

準グランプリ

テーマ 社会問題(SDGs),自由設定

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タイトル
教育と幸福度の関係
設定課題
教育のしかたと幸福度に関係性はあるのか。また、あればどのような関係性があるのか。

課題を設定した理由

私は将来、教育で発展途上国に貢献したいと考えている。しかし、日本の教育現場にも多くの課題が残っており、果たして日本型の教育を世界に提供することが貢献になるだろうかという疑問が浮かんだ。実際、2019年の世界幸福度ランキングにおいて日本は58位に位置し、先進国の中でも大きく後れを取っているという現状があり、 また自殺など故意に命を落とす事案も未だに多く発生している。これらの問題は幼少期から思春期にかけての環境、すなわち教育に起因し、教育の改善がこれらの社会問題の解決に繋がると考えた。

アピールポイント

どうしたらもっと楽しく・意欲的に・ストレスなく学習ができるかを世界の教育を比較して考えました。ここには書ききれなかったソーシャルアクションも実施したので少しでも興味を持っていただけると嬉しいです!

研究方法

国際連合が公表している世界幸福度ランキングをもとに、ランキング上位の国々での教育法を文献調査し、共通している点は何かを分析した。その結果、オルタナティブ教育と呼ばれる新しい教育を取り入れている国々が多いと分かったので、その専門家の方々に「子供が活動に対して消極的な姿勢を見せた時どのように対処しているか」という質問をした。この質問の回答から、どのような教育環境が子供を幸せにしているのかを考察した。

結果

学びの選択肢が多様にあり、子ども自身が決定できる環境下で育てられた子どもは幸福度が高い。

課題に対する答え

文献調査の結果、ランキング上位の国々では、「学習指導要領が最低限である」「オルタナティブ教育と呼ばれる新しい教育法を取り入れている学校が多く存在する」という共通点があると分かった。またオルタナティブ教育の専門家へのインタビューの結果、共通した回答として、「子供に強制することはなく、なぜ消極的な姿勢を示したのかを尋ねる」という回答が得られた。以上から幸福度の高い国々は、一人ひとりにあった学校や教育法を選べるなど、子どもの意思と自主性を尊重した教育が行われていると分かった。