みんなの探究ライブラリ

探究レポート No.0335

グランプリ

テーマ 地域問題,社会問題(SDGs)

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タイトル
商店街活性化について〜高校周辺の商店街を調査して〜
設定課題
商店街活性化の要因は?

課題を設定した理由

1.通学路としていつも通っている近隣の商店街は、シャッターが閉まった空き店舗がほとんどなく終日賑やかである。その理由が気になったためこの調査をすることにした。2.この課題を解決することで、地域活性化も見込め、我々高校生にとっても過ごしやすい街となるだろうと考えたからである。

アピールポイント

地方都市の商店街はシャッター街化が著しい。人通りが多く、人同士のつながりの場となっていた商店街が衰退すると、土地の活用や治安の面において多くのデメリットが生じる。そこで私たちは、高校近隣の商店街を調査し、商店街活性化のための調査をした。

研究方法

商店街の組合の方にインタビューに行ったり、フィールドワークに行った。店舗数、空き店舗数から空き店舗率を出し、十分間の通行量との相関関係をグラフ化した。そしてグラフから、活性化している商店街の特徴を調べた。

結果

商店街が活性化するには、人がたくさん通ること、シャッター店舗数が少ないことが条件として挙げられる。また、賑わっている商店街にパン屋さんがある理由として、スーパーと比べて少し高価なパン屋さんを日常的に利用できる所得層の利用者がいることが考えられる。つまり、人が回り、店が回り、経済が回ることによって商店街は活性化するということがわかる。

課題に対する答え

商店街の通行量が多ければシャッター店舗数は少なくなるという関係にあることがわかった。通行量が多くシャッター店舗数が少ない商店街を「賑わっている」と形容すると、賑わっている商店街の特徴として、パン屋さんがあること、歩行者天国であることの二点が挙げられた。ただし、後者に関しては歩行者天国でありながらもシャッター店舗数の多い商店街もあったため、そこに関しては調査中である。