<6月20日(金)>
中央大学にて宇宙航空研究開発機構(JAXA)衛星利用推進センターの岩本裕之さんが企業プレゼンターとして登壇されました。はじめにJAXAがこれまで行ってきた活動や、岩本さんご自身が文系出身ながら、どのように宇宙の仕事に携わってきたのかのお話し。なかなか遠い世界で行われていると思いがちな仕事内容を、TVCMを使ったり、身の回りの衛星中継や携帯電話の事例などを取り上げ具体的にご説明下さいました。
今回の課題は、衛星を利用した社会の課題解決策の提示や、衛星データを利用した新しいビジネスの立ち上げ。その課題の規模の大きさに戸惑いもありますが、岩本さんからは、各種人工衛星利用に関わる産業規模のご説明や、ビジネスになりそうな分野のヒントや観点をご説明下さり、学生は学生なりに、課題を理解しようと努めていました。
講義の後半では、衛星で出来ることの具体事例を列挙。災害、漁業、農林業への貢献や、温暖化観測、気象観測、海面や陸地の観測などで取得できるデータなど、今まで目にしたことのない豊富なデータに、今後のビジネスの可能性を感じました。