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■実践講座ダイジェスト

産学連携(企業&大学)の実践講座の報告をご紹介致します。


Logical Bird View(論理的俯瞰)

<6月16日(月)>

明治大学にて日本オラクルの宮之原隆さんが企業プレゼンターとして登壇されました。

宮之原さんは、更に学生に負荷をかけるべく、本講座の課題以外に1週間で行う個人課題を提示。「自転車が製造され、商品となるまでに関わる企業の連鎖を徹底的に調査せよ。」これをA3サイズの用紙1枚に仕上げてくるという課題の発表から始まりました。

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これからBtoBtoCに関する課題に向かう前に、ビジネスのバリューチェーンを知ることと、そのバリューチェーンを下支えし、世の中の仕組みがすべてITにより成り立っている事を理解させる狙いでした。「ビジュアル(見せ方)」「思考の深さ」「個々のこだわり」などが、A3用紙1枚で表現され自分のOutputと比較し学生同士で事前課題を評価し合いました。

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オラクルという会社名を初めて聞いた学生も多く、課題の難易度の難しさに学生が混乱している様子が見受けられました。「顧客は誰だ?」「君たちの立場は?」「提供できる価値は?」など、課題に取り組み際の大切な視点を確認して下さいました。最後に、課題に取り組み際に大切な観点として「ニーズをとらえているか」「アイディア/意見を言う」「議論を尽くし合意する」の3点をクラス内で同意し、いよいよ社員として始動しはじめました。

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これじゃ発表だ。提案になってない。(中間プレゼン)

<6月30日(月)>

明治大学にてオラクルへの中間プレゼンが行われました。上司役として、宮之原隆さんがご参加されました。

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学生の中間プレゼン後に、企業目線で多くの厳しい指摘が続きました。

最も印象的だったのは、「これじゃ、みんな発表だよ。みんなにお願いしたのは提案だ」という発言でした。提案とは、君たちの話を聞いて、この企画を"導入してもらう"ということ。メリットを語り、導入された暁には、提案通り課題が解決され、クライアントにメリットが出るとい説得ができるかどうか?君たちの提案にOKが出るか、OUTが出るか、つまり採用されなければ意味が無い。ビジネスでは、2位はゼロと同じだ。という、非常に臨場感のある言葉が続きました。2企業目にも関わらず、議論がうまく進まず、悩んでいた学生達に、今一度、強く背中を押し、がむしゃらに課題解決に向かう姿勢を確認し直した講義でした。

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<この講座を受講した学生の声>

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「情報」を「価値」に変える(最終プレゼン)

<7月14日(月)>

明治大学にてオラクルへの最終プレゼンが行われました。上司役として、宮之原隆さんがご参加されました。

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大学1年生には非常に難しいBtoBビジネス。学生には中間プレゼンでは、学生が学生本意の「便利」に留まった提案が多くみられました。当然、「便利」だけではクライアントである大学法人はお金を支払いません。今回の最終プレゼンでは、何故、自分達の企画を採用する必要があるのか?にまで言及するプレゼンが多く見受けられました。学生のメリット、教員のメリット、大学のメリットを丁寧に表現する姿に、中間プレゼンからの成長を感じることができました。

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最後の講評の中では、「便利」ではクライアントは納得しない、その"情報"を「価値」に変えることができるかどうか、それが肝心なんだ。という話は非常にインパクトがあり、学生自身、IT業界がどのような観点でビジネスを構築しているのか、大きな気づきを得た瞬間があったように思いました。

また、講座の最後には、グローバル化社会で活躍することが期待される学生へ、海外の学生の様子を交え、「今、変わらないで、いつ変わるんだ」「残りの大学生活で成し遂げるのか」本気で考えて欲しい。という熱いエールに学生が心打たれるシーンが印象的でした。

宮之原さん本当にありがとうございました!!

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<この講座を受講した学生の声>

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