<5月7日(水)>
上智大学にて資生堂の梶原砂織さんが企業プレゼンターとして登壇されました。
冒頭に梶原さんから、ご本人の紆余曲折な過去のキャリアの話がありました。文系出身にも関わらず理系の研究職に就いていた話や、人との出会いで様々な業務をご担当されたタフさに一気に学生は引き込まれてしまいました。そして、資生堂が大切にしてきた企業文化。それを伝える意味。等、過去の様々な取り組みや編集のイデオロギーを聞く事ができ、社会人である我々でさえ、大変勉強になる内容でした。
プレゼン終了後は、編集長の石井光学さんと一緒に各チームを回り、質疑に答えて下さいました。
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<この講座に参加した企業人の声>
「花椿」編集長の石井です。
"美意識"や"企業文化"
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<この講座をご担当される教員の様子>
上智大学では、FSP講座を4年連続ご担当下さっている上智大学の荒木先生が講座を運営されています。
今回、一番驚いた事は、授業準備を行っている資生堂社員やFSP事務局メンバーに、次から次へと学生が挨拶をしにくる姿です。教室に入って、いつもと違う顔ぶれがいれば、「こんにちは」と大きな声で挨拶し、来客席で待機をしていると、わざわざそこまで来て挨拶をする学生。それは1人や2人ではなくほとんどの学生がそうでした。授業終了後には、「ありがとうございました」の声が学生個々から自発的にされてました。
もう一つ驚いた事は、学生の時間管理への配慮です。始業2分前にはほぼ全員が着座。終業ベルが鳴っても個別に質問を続ける学生に、「そこまでにしよう。」とたしなめ、「企業人にとって時間は貴重。時間内で質問するようタイムマネージメントが必要だよね」と荒木先生が一言。この姿勢は、学生がプレゼンをする際の時間管理等、随所に意識されることと思います。また、慣れないパワーポイントでの授業にも関わらず、どの学生も必死にメモを取り続ける60分間の姿に、我々も「忙しい時間を割いてでも来てよかった」と思わせる、非常に気持ちの良い空間がありました。
わずか、数回のマインドセットで明らかに"高校生"が"社会を意識した大学生"に変化。この力量に荒木先生のご経験から積み上げられた知見を痛感致しました。