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■実践講座ダイジェスト

産学連携(企業&大学)の実践講座の報告をご紹介致します。


高齢者向けビジネスを考案せよ。

<5月1日(木)>

青山学院大学にて凸版印刷の名和正道さんが企業プレゼンターとして登壇されました。

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印刷業界が、非常に早いスピードでビジネスモデルを転換させている事、その具体的な事例などをお話いただきました。"印刷業界"と捉えていると、想像とは全く違った業務内容や、その企業視点に、驚いに近い気づきがありました。また、BtoCビジネスとBtoBビジネスの違いを聞く事は、大学1年生には新鮮だったように思います。

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青山学院大学では、今年度より、1年生の学部共通科目として本講座位置づけられております。多学部から編成されるチームでの課題解決は、各人の専門や興味関心を発揮しやすく、学生からのOutputが大変楽しみです。

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<この講座に参加した企業プレゼンターの声>

凸版印刷の名和です。
入学して間もないみなさんに、日常生活では触れることのないB2B2C企業の活動がどこまで伝わるか一抹の不安もありましたが、熱心な受講態度や筋の良い質問の数々にそんな心配も吹き飛びました。
プレゼンテーションでは、みなさんが潜在的に持っている「ビジネス脳」を覚醒させるべく、上司の立場で真剣にアドバイスさせてもらいます。
チームメンバーの個性を結集・昇華して、一等賞を目指そう!

 


BtoBtoCビジネス。真ん中のBは誰だ?(中間プレゼン)

<5月15日(木)>

青山学院大学にて凸版印刷への中間プレゼンが行われました。上司役として、企画部門から名和さん、営業部門から内藤さん、中川さん、人事部門から山崎さん、川田さんの5名がご参加されました。

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学生の中には、自身の祖父母にニーズをヒアリングしたり、実体験から必要だと思われる高齢者支援サービス等、出された企画もバラエティーに富んでいました。また、上司役である凸版印刷の方々からは、営業の視点で言うと・・・、企画者としては・・・、時には子供を持つ親の立場としては・・・、高齢者を抱える家族としては・・・、等、さまざまなお立場からの指摘や講評がなされました。

最も多く出たコメントとして、BtoBtoCビジネスの真ん中の"B"を誰に設定するのか?という指摘でした。業界、行政、第三者機関、特定企業、どうすればこの企画が展開されてくのか?最終プレゼンまでに真ん中の"B"を具体的に特定しながら議論を重ねることをアドバイスされていました。大学1年生の段階で社会の広がりについて思いを馳せる非常に貴重な機会だったように思いました。

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<この講座に参加した企業人の声>

凸版印刷の内藤です。皆さん中間発表お疲れ様でした。

弊社名和が提示した課題は、決して簡単な課題ではなかったと思いますがどのグループも真摯に取り組まれており、大変楽しく、また興味深く拝聴させていただきました。

さて次回はいよいよ最終発表です。皆さんに期待したいことを記しますので参考にしていただければ幸いです。

●B to B to Cビジネスの真ん中のBの明確化

私たちの仕事は、ここで考えたビジネス(事業・サービス)を、この真ん中のBに採用していただくことにより成り立ちます。 ゆえに、このBが何になるかが大変大事で、ここを明確にすることにより、提案がより具体的かつ魅力的となるはずです。

●相手に伝わるプレゼンを心がけること

いくら良い提案であっても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。プレゼンの練習をするなど、相手に伝える、相手を納得させるということも視野に入れると良いと思います。

 

皆様への期待が大きく少し長文になってしまいましたことお許しください。チームメンバー全員で、いろいろな角度から考え、議論してみてください。最終プレゼン楽しみにしています。

 

 

 


失敗したことから学べ。(最終プレゼン)

<5月29日(木)>

青山学院大学にて凸版印刷への最終プレゼンが行われました。上司役として、企画部門から名和さん、営業部門から内藤さん、中川さん、人事部門から山崎さん、川田さんの5名がご参加されました。

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クラスの全8チームから出た企画案は、中間プレゼンで指摘されたBtoBtoCの真ん中の"B"を限定した内容に変わっており、中間プレゼンの時よりも、「誰に、どんなサービスをするから、利益が出るのか?」「ビジネスとして成り立つのか?」が説明されていました。

しかし、講評では、考えの掘り下げが足りない点や、このサービスを受ける関係者への洞察が足りなかったりと、厳しい指摘が続きました。最後には、この講座に参加された上司役1人1人から、学生への温かくも厳しい総評が行われました。「今回は疑似社員になって課題に取り組んでもらったが、今度はリアルに書店に行って、雑誌や本の後ろに"凸版印刷"を書かれているリアルを目にして欲しい」等、講座と社会を結びつける助言がありました。また、「失敗したこと、うまくいかなかったことから学んで成長を繰り返して欲しい」という、今回の講座での失敗を次に繋げるよう、背中を押して下さるような温かいエールがありました。

凸版印刷の皆さん、本当にありがとうございました。

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<この講座で使用している企業用講評シート>

この講座では、学生のプレゼンを現場のビジネスの視点で厳しく評価をします。下記は、そのシートの1例です。「課題解決は適切か?」「解決策としての手段は適切か?」等、複数の観点で評価し、全チームから1チームだけの優勝チームを発表します。この講評シートは、授業後に学生に渡され、次回までのチーム内反省会に生かされます。企業人の視点を垣間見れるチャンスをこのシートが果たしています。

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