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■実践講座ダイジェスト

産学連携(企業&大学)の実践講座の報告をご紹介致します。


あなたは今日からプロジェクトメンバーの一員です。

<4月21日(月)>

東京薬科大学にてアステラス製薬の松永輝真さんが企業プレゼンターとして登壇されました。

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入学したばかりの学生に、真剣に、「働くということ」「企業のリアルな課題」を語っていただき、白熱したプレゼンに教室の熱気が高まりました。事前にアステラス製薬に関して、下調べをしてきた学生からも、核心を突く質問が続き、授業終了後も質問に並ぶ学生が多くいたのが印象的でした。

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東京薬科大学では、3学科から成る生命科学部に入学した約250名が全員必修でこの授業を履修。

次回以降の授業では、250人が4クラスに分かれ、各クラス内で7人前後のチームを形成し、課題解決に向けた活動を行います。

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<この講座を受講した学生の声>
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<この講座に参加した企業プレゼンターの声>

アステラス製薬の松永です。

これから「生命(いのち)」に関する学問を修めていかれる学生の皆さんを前に、同じ生命(いのち)に関する「薬」でビジネスをする立場ということで、心地良い緊張感と共に親しみを感じながらのプレゼンテーションでした。少しでも製薬ビジネスについて学んでいただければ幸いです。

学生の皆さんが熱心にメモを取りながらお聞きになっている姿、またこの講義を前にアステラス製薬のことをしっかりと調べて臨まれた方も多数おられたことに大変感銘を受け、1年生というフレッシュさの中にも真剣に取り組んでいこうとされる熱意を感じました。今後、中間発表/最終発表までの期間、皆さんお一人おひとりがプロジェクトメンバーの一員であることを意識し、グループの中で活発な議論が展開され、そしてより良いご提案をいただけることを期待しております。頑張ってください。


選ばれる企業になるためのブランディング(中間プレゼン)

<5月12日(月)>

東京薬科大学にてアステラス製薬の関根輝さん、松永輝真さん、船井俊秀さんが中間プレゼンを聞く上司としてご参加されました。

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初めて企業人に課題解決策をプレゼンするという状況に、教室は学生の緊張感に包まれていました。慣れないパワーポイントを使い発表をする学生に、「なぜそう考えたのか?」「やりたいことが絞られていない。施策の羅列じゃないか」など厳しい指摘が飛び交いました。また、「それはチーム全員の合意なのか?」等、チームで課題解決に向かう重要性についての指摘も見られました。

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<この講座に参加した企業プレゼンターの声>

アステラス製薬の松永です。

中間プレゼンお疲れ様でした。もう一度、今回の課題の確認です。みなさんに考えて欲しいのは、単に認知度を上げることではありません。認知度を高め、選ばれる企業となるための「ブランディング」です。そのために誰に、どんな施策が必要なのか?その施策はどう実現できるのか?その結果どんな課題が解決されるのか?初回の講義の際にお渡ししたレジュメの最後のページに記載のあるチェックポイントをもう一度見直し、軌道修正を行って下さい。最終プレゼン期待しています!!

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<この講座を受講した学生の声>

厳しい指摘が学生にどの様に届いたのか?下記リアクションシートをご覧下さい。

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多く見られたのは、「社会人が自分達の話を真剣に聞いてくれたのが嬉しかった」というコメントです。社会人が本気で学生と対峙し、本気で課題解決を同じレベル感で考える空間がこの講座にはありました。


施策を目的にしてはいけない(最終プレゼン)

<5月26日(月)>

東京薬科大学にてアステラス製薬への最終プレゼンが行われました。上司役として、関根輝さん、松永輝真さん、船井俊秀さんの3名がご参加されました。

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上司役である企業人からは「企業として伝えたいことを押し付けるだけでブランディングになるのか。相手はどう思うかという視点が抜けている」「大目的をはずして、施策を目的にしていはいけない。なぜやるのか(Why)、なにをするのか(What)、どうするのか(How)を明確にして進めるべき」など厳しい指摘が。学生たちは真剣に聞き入り、必死にメモを取る姿がみられました。

この講座を提供して下さったアステラス製薬株式会社の松永さんは「大学生に、会社について話す機会はほとんどないので、貴重な機会になった。学生が社会人になったときに、講義で話したことの意味に気づきながら前進してほしい。」と話していました。

一部生命科学部ウェブサイト「FSP@東薬(産学協同PBL講座)」より抜粋

https://pathos.ls.toyaku.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&&block_id=2773#_2773

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<この講座を受講した学生の声>

厳しい指摘が学生にどの様に届いたのか?下記リアクションシートをご覧下さい。

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想像以上に、厳しい指摘を受けながらも、「悔しかった」「リベンジしたい」「絶対に次に生かしたい」という前向きなコメントが多く見られました。

FSP講座では、前半企業での「失敗」や「反省」などを生かし、2週間後の後半企業で再実践をします。これはデービット・コルブの経験学習モデル 「経験→省察→概念化→実践」という 4段階の学習サイクルを僅か4ヶ月で体験することに等しく、このプロセスを通じて、経験そのものを変換し、自身の中での知識や理論をつくりだすことに生かされます。次週は、この理論の中でも、経験からより良く、より深く学ぶのに大切だとされている「具体的な経験をじっくり振り返る」プロセスとして、前半のチーム活動を振り返る「省察」に費やされる90分講義となります。


強いブランドの構築に向けて

<7月6日(月)>

東京薬科大学にてアステラス製薬の松永 輝真さんが企業プレゼンターとして登壇されました。初回講義では薬科大学で学んでいながらも、なかなか知り得ない、製薬業界のグローバルな市場戦略や、バリューチェーンなどの話がありました。その中に出てくる文言の1つ1つが、初めて聞くような単語ばかりで、必死にメモを取る学生の姿が印象的でした。

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しかし、今回学生が挑む課題は更に難易度が高く、統合し新しい会社名になったアステラス製薬のコーポレートブランドを構築するという内容です。この課題に取り組むために、松永さんからは、統合を目指した背景やその想い、合併に関する一般的な社員のモラル変化など、社会人である我々でもなかなか知り得ない「社会のリアル」な現場の様子が語られました。これらの話のいずれも、課題に取り組み上で貴重なリソースとなるだけではなく、今後、社会をどう捉えるのかを考える際にも、大変貴重な視点を得る機会になったように思いました。

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最終提案の評価者として、アステラス製薬 人事部の関根 輝さんもご参加され、教室では各チームから熱い提案が寄せられました。非常に難易度が高い課題ながらも、学生達は、今回課された課題を自分事として引き寄せ、今持っている知識、能力を全て発揮し、彼らなりの課題解決策を繰り広げている姿がとても印象的でした。

各チームからの提案の最後には、関根さん、松永さんから学生へエールがおくられ、拍手に包まれ最後の授業が終了致しました。関根さん、松永さん、お忙しい中本当にありがとうございました!!