<7月15日>
横浜国立大学にて日本アイ・ビー・エムの田端真由美さんが最終提案の評価者として登壇されました。
Watosonと呼ばれる自然言語を学習・蓄積できる人工知能を活用して、5年後の日本を予測し、社会に求められるものを提示するのがミッションです。学生たちは、近未来の課題は何か、求められるサービスとはどんなものか、目標設定に迷いつつ、さらに人工知能というイメージしにくいテーマに悪戦苦闘しつつ、ビジネスプランを練り上げました。「旅行サイトと提携し、ユーザーの嗜好を理解して情報を提供する」、「農業再生に活用する」、「高齢者医療に役立てる」などの提案がなされました。
田端さんからは、「解決すべき課題とWatsonが提供するサービスとの整合性は?」、「患者だけでなく連携する医療機関のメリットを打ち出さないと共感は得られない」など、提案ロジックを問うフィードバックがなされました。B2B2Cのビジネス構造を捉えること。Watsonという形のないものの活用法を想像力で深掘りすること。難しいテーマでしたが、講評では田端さんより「課題を立ててソリューションに結びつける力がつきましたね」とのお言葉がありました。
授業後、学生たちのリアクションシートには、「皆で1つのものを作った経験は貴重です」、「1位をもらったが、ビジネスには論理性や実現性が不可欠。自分たちはまだまだ」、「今日で終わってしまうと思うと何か寂しい」、「この授業で得たことをどう活用するか、これからしっかり考えたい」と認められていました。
この授業には、金融ソリューション推進部門の井之川幸彦さん、産学連携部門の片岡利枝子さんがご参加下さいました。お忙しい中、皆さん本当にありがとうございました。