
中学3年生になると、いよいよ受験準備も本格的になります。とはいえ、4月から主に入試が行われる1~2月までは10か月近くあり、それまでずっと受験勉強へのモチベーションを高め、そして維持できるのだろうか……と、不安を感じているお子さまや保護者の方は多いのではないでしょうか?
高校受験を成功させるためには、定期テストよりもずっと長い期間、受験生自身が勉強へのモチベーションを高め、そして維持する必要があります。この記事では、受験勉強に対してモチベーションが上がらない原因やその対処法、モチベーションを維持するコツなどを紹介していきます。
受験勉強はいつから始めたらいいの?
受験勉強は中学3年生の春休み以降から始めるのが一般的です。まずは学校での補習の他に、新学期が始まる前に苦手教科の復習をして不安な範囲をなるべく減らすように努力してみたり、時間がかかる暗記が必要な学習を進めておいたりするとよいでしょう。自信がついたら、入試レベルの問題演習を行ってみてください。苦手分野が多い場合は、中学2年生の3学期など、早めに復習して苦手分野を1つでも減らしておくのがおすすめです。
ただし、受験勉強は春休みから始めるとすると10か月以上も続くため、集中できない時期やモチベーションが上がらない時期も出てくると思います。
受験勉強へのモチベーションが上がらない時期は、どのように対処すべきなのでしょうか。
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受験勉強のモチベーションが上がらない要因と対処法
受験勉強のモチベーションが上がらない要因は、1つではありません。なぜモチベーションが上がらないのかを見極めて、それぞれの要因に合った対処法を試してみてください。
受験勉強をやる意味がわからない・志望校が決まっていない
長期間にわたる受験勉強を乗り越えるには、「〇〇高校に合格したい」「将来〇〇になりたいから△△高校に行きたい」といった目標が大切です。目標が決まっていることで受験勉強へのモチベーションが高まり、入試までの長い受験勉強をがんばることができます。
「受験勉強をやる意味がわからない」「志望校が決まっていない」というお子さまには、まず自分が将来どんな職業につきたいのか、そのためには志望校をどこに決めるのかを考えてみるとよいかもしれません。
また、実際に学校を見学してみることも大切です。志望校を決めるために、学校のパンフレットやWebサイトをチェックするのはもちろんのこと、説明会に参加して校内の施設を見学したり実際に授業を受けている様子や部活動の様子を見学したりすることで、お子さまや保護者の方も高校生活をグッとイメージしやすくなるはず。「あの高校に絶対入りたい!」と思うきっかけも見つけやすいでしょう。
勉強のしかたがわからない・やることが多すぎて迷う
「勉強のやり方がわからない」、「やることが多すぎてどれから取りかかったらよいか迷う」という場合は、1~2日かけて、一度しっかり学習計画を立ててみることをおすすめします。
学習計画を立てるコツは、1週間のうち、自分が受験勉強に使える「手持ちの時間」と、入試までに使う全ての教材からページ数を計算して、「学習すべき量」を把握することです。「学習すべき量」を入試本番までの週数で割ってみて、1週間のうちどのくらいのページ数を「手持ちの時間」で取り組む必要があるのかを計算すれば、「今週はここまで復習する」「今月中にこの単元の苦手をなくす」といった細かい目標を立てやすくなります。
勉強に苦手意識がある
勉強に苦手意識がある場合は、自分が苦手な教科や単元がどれなのかをきちんと分析、把握することが大切です。苦手な教科や単元がある場合は、基礎からしっかり理解できていない可能性があります。逆に考えると、苦手な教科や単元は真剣に取り組めば成績が伸びる可能性が高いということ。恥ずかしがらずに中学1~2年生、もしくは小学校で学習した内容を学び直してみることで、今まで克服できなかった苦手分野も理解できるかもしれません。
疲れやすくて勉強に集中できない
「受験勉強に取り組んでいても、疲れやすくて勉強に集中できない」という場合は、普段の生活習慣を見直してみることをおすすめします。栄養不足や睡眠不足など、生活習慣の乱れが原因であるならば、家族で一緒に生活習慣を整えるように応援してあげましょう。
とくに、睡眠不足は集中力にも影響が出るため、しっかり確保したいところです。
お菓子やファストフードはなるべく控え、野菜や果物、肉や魚などを取り入れたバランスのよい食事をとるように心がけることも大切。体も心も疲れやすい長い受験生活を乗り切るためには、健康的な生活を意識しましょう。
受験勉強のモチベーションを上げる方法
受験勉強のモチベーションを上げる方法を知っておくことは、長期間の受験勉強を乗り切るためにとても大切です。「なかなか受験勉強に取りかかれず、気がついたら12月になっていた……」なんてことにならないよう、お子さまのモチベーションを上げる方法をいくつかおさえておきましょう。
受験勉強のモチベーションを上げるには、以下の4つの方法が効果的です。
勉強する前に目標を設定する
どこまで取り組む必要があるのかよくわからないまま勉強を進めても、受験勉強へのやる気は起こりにくいです。まずは「今日は問題集の20ページまで進める」「単語を10個覚える」など、具体的な目標を設定することでモチベーションが高まりやすくなります。
勉強量を可視化する
勉強した量をグラフなどで可視化するのも大切なポイント。今まで頑張った成果がひと目でわかると、「〇〇がわかるまでもっと頑張ろう」とモチベーションにつながるのです。
進研ゼミ『中学講座』のタブレット学習では、習熟度スコアが確認できます。目標とお子さまの実力の差が自動でグラフ化され、どこまで頑張ればいいのかが目に見えるので、やる気が維持しやすくなります。
オープンキャンパスに参加する
受験勉強へのモチベーションを高める方法として、オープンキャンパスに参加するのもおすすめです。志望校を実際に見学したり、在校生の話を聞くことで、お子さま自身がその学校に通っているイメージがつきやすくなり、受験勉強へのモチベーションが高まります。
ライバルをつくる
ライバルをつくることも、受験勉強のモチベーションアップにつながります。たとえば成績が近い友達や同じ志望校を目指している同級生など、ライバルがいることで「負けたくない!」と思うようになり、具体的に目標を持って勉強を続けることができるのです。
受験勉強のモチベーションを維持するコツ
受験勉強は長期にわたるため、モチベーションを高めるだけでなく、維持することも大切です。受験勉強のモチベーションを維持するには、以下の4つがポイントになります。
受験に向けた無理のない学習計画を立てる
モチベーションを維持するには、できるだけ無理のない学習計画を立てることが大切です。成績が伸び悩んでいるからといって、「1週間で問題集1冊」や「1日に10時間勉強する」など、いきなりハードルが高い学習計画を立てるのは逆効果。学習計画を立てて実行することができた後も、それが長く続けられそうか難しそうか、定期的にチェックしましょう。
勉強を習慣化させる
日常生活で毎日「歯を磨く」「食事を取る」ことが習慣づいている人が多いように、勉強も毎日の生活の中で習慣化させると、より続けやすくなります。習慣化づけるためには、できるだけ「同じ時間に同じ教科の勉強をする」のがポイントです。
時間で区切る
人間が高い集中力を発揮するには15分、継続的な集中力は40分程度で長くても90分ほどしか継続しないといわれています。
モチベーションを維持するには、時間を区切って勉強するのが大切です。細かく休憩をはさむことで心身がリフレッシュし、常に新鮮な気持ちで勉強と向き合えます。
模試の結果に一喜一憂しない
受験生がやってしまいがちなのが「模試の結果に一喜一憂すること」。模試の結果は大切ですが、受験勉強において最も大切なのは「苦手な分野を特定して克服すること」です。模試の結果を気にしすぎるあまり、受験勉強へのモチベーションが下がらないように注意しましょう。
いろいろな工夫をしてみても、受験勉強のモチベーション維持は大変ですよね。そこでおすすめなのが、進研ゼミ『中学講座』。1回15分で取り組めるように設計されているので、忙しいお子さまでも食事前や睡眠前などのちょっとしたスキマ時間で、無理なく学習習慣を身につけることができます。
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保護者の方の声かけのしかた次第で、受験勉強のモチベーションも変わる!
お子さまの受験勉強中のモチベーション維持には、保護者の方の日々のサポートも大切です。思春期でセンシティブな時期にあるお子さまとのコミュニケーションの取り方に悩んでいる方も多いと思いますが、まずは下記の3つを意識しながらお子さまに話しかけてみてはいかがでしょうか。
話を聞くことから会話を進める
保護者の方としては、ついついお子さまの勉強に対して口を挟みたくなってしまうものですが、まずはお子さまの話を聞いて、今どのような状態、気持ちなのかを考えるように意識してみましょう。「何か困っていることはない?」「テレビの音量はうるさくない?大丈夫?」など、一方的に話すのではなく、お子さまの話を引き出すような質問をしてみるのがおすすめです。
ほめる・共感する
模試やテストの成績が上がったところをほめるのはもちろんですが、保護者の方だから気づけるような日々の小さな変化や成長にも意識して見てあげるようにしてください。また、「部活との両立が大変だね」など、お子さまの状況や気持ちに寄り添うような言葉をかけてあげることも重要です。
ポジティブな言葉に変換して伝える
お子さまがなるべくポジティブに「頑張ろう!」と考えられるように、保護者の方の日々の声がけも、少しポジティブな言い方にできないか意識してみるとよいでしょう。たとえば模試の成績が悪かった場合も、「成績落ちちゃったね」ではなく、「できないところがわかってよかったね」と言ってあげると、お子さまの受け止め方も大きく変わります。
モチベーションを維持して学習に取り組むなら短時間で効率的に勉強できる、進研ゼミ『中学講座』がおすすめ
受験勉強は長期戦のため、モチベーションを維持しながら効率的に勉強を進めることが大切です。そこで活用してもらいたいのが、進研ゼミ『中学講座』です。
進研ゼミ『中学講座』は1レッスン15分で完結するので、やる気が続きやすく、忙しい中学生活の合間に、効率的に取り組めます。立体的な図形など紙面では理解しにくい単元も、動画なら理解しやすいので、知らず知らずのうちに苦手分野が克服できるでしょう。さらにオンライン授業でわからないところをチャットで質問できたりと、「短時間で効率的な学習」ができるサービスも充実しています。
また、専用タブレットで学習すると、「AI Navi」がお子さまの理解度やテスト日程・テスト範囲・目標点・学習時間をもとに一番伸びる問題を自動で選んでくれるので、効率よく成績アップにつながります。苦手な分野を徹底的に対策するのに最適です。
受験勉強は長期戦!無理なく学習習慣を身につけられる進研ゼミ『中学講座』で効率よく取り組もう
一般的に中学3年生から始めると言われる受験勉強。10か月以上もある受験期間は、いかにしてモチベーションを高め、そして維持するかが重要な問題となっています。苦手分野が多いなど不安を感じる場合は、中学2年生の3学期などさらに早い時期から取りかかってみるとよいでしょう。
また受験勉強へのモチベーションが上がらない理由はいくつかあり、「受験勉強をやる意味がわからない」「志望校が決まっていない」「勉強のしかたがわからない」「やることが多すぎて迷う」など人それぞれ。そんな受験勉強のモチベーションを上げるためには、「勉強を始める前に目標を設定する」「勉強量をグラフなどで可視化する」など、お子さまにとってどこまで受験勉強を進めればよいかがわかりやすい形で表示される工夫をしてみることをおすすめします。
進研ゼミ『中学講座』には、お子さまに無理なく学習習慣をつけてもらうための工夫がたくさん詰まっています。長い受験勉強期間のモチベーションを上げ、そして維持するためにも、効率よくスキマ時間にも受験勉強ができる進研ゼミ『中学講座』に挑戦してみませんか?
※ここでご紹介している教材・サービスは2023年7月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。
