Benesse 「よく生きる」

安心・安全5つの活動方針
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使用シーンを想像し事故の防止につとめます

お子様向けの商品でなくても小さなお子様が触れる想定で、また、商品の包装材にまで窒息やケガの危険がない設計を行なうようつとめます。小さなお子様を対象とした商品はとくに発達段階を考慮し、どんなパーツでも誤飲の可能性があるものとして商品設計を行ないます。

お子様の視点から

投げたり、舐めたり、かじったり。小さなお子様は、好奇心旺盛。時として、大人が思いもよらない遊び方をします。だからこそベネッセコーポレーションでは、すべてのご家庭にお子様がいるものとして考え、商品を設計しています。

大人の方向けの商品であっても、お子様にとっても安全かどうか。作るだけでなく、それを確かめることも忘れません。

特にお子様向けの商品については、「危険分析」や「モニター調査」等で安全の確保を行なっています。
試作品をもとに親子のモニターの方に実際に使用していただき、各種パーツがひっぱっても外れないか、縫い目は丈夫かどうかなど、安全に使っていただけるかを確かめます。

お子様の使用シーンを思い描きながら、あらゆる行動を試すことで明らかになるリスクを排除しています。

危険分析

お子様の行動を予測しながら、商品をチェックする「危険分析」。

部品は誤飲されるものと考える

小さな部品につきまとう誤飲の危険性。ベネッセコーポレーションでは、厳しい自社基準に沿って各種パーツの縫製、接着を行なっていますが、それでも「万が一」はつきもの。そのため、どんなパーツも誤飲される可能性があるものとして設計しています。

万が一飲み込んでも、気道を確保できるよう空気孔を設計したり、剥がれにくく無害の塗料を使用したり。さまざまなケースを想定し、お子様の「もしも」に備えることで、リスクを極力減らします。

また、万が一の事故を防ぐためにも、ご家庭でも正しく使用していただくため、パッケージやチラシで、小さな部品がある場合「誤飲の恐れがある」という注意喚起を行なっています。

誤飲する可能性のある大きさかを確かめる器具

お子様が誤飲する可能性のある大きさかを確かめる器具のひとつ。
出典:日本家族計画協会

プラスチック袋の厚みも確認

厚みを確認

どんなに小さなものでもチェックの対象です。例えば、商品をお届けする際に使われている梱包用のプラスチック袋。どんな素材でできているのか、袋の厚みは適正なのか、細かく確認しています。

お子様が袋を頭からかぶったり、口に当てて呼吸ができなくなったり、万一の事故を想定し、窒息しない基準以上の厚みがあるか、孔が開けてあるか、マイクロメーターという器具などで調べていきます。

そして、ご家庭でも誤使用を起こされないように、パッケージなどで注意喚起をしています。