Benesse 「よく生きる」

EPISODE 学びを支えるストーリー 可能性を広げる
きっかけがある

47都道府県別分析×全国からの
厳選良問で行きたい高校へ!
中学生受験進研ゼミ
進研ゼミ中学講座
教材編集者
伊谷 明子
「進研ゼミ」の赤ペン先生の問題・合格可能性判定模試・英語教材編集などを経て、現在は「進研ゼミ 中三受験講座」で県別の受験対策教材を担当。
「進研ゼミ 中三受験講座」の<都道府県別受験対策教材>。
47都道府県別にお届けする公立高校入試対策教材。通称<県別>。各県によって傾向の違う公立高入試の過去の問題を分析し、入試問題を解くために必要な力を養うのに最適な教材をお届けしている。
こだわりポイント
  • カリキュラムは各県の傾向に合わせて
  • 演習は全国の過去問から良問を厳選

<県別>なのに他県の過去問も載せる理由

伊谷
<県別>の教材を初めてパラバラとめくった方は、「えっ? これ、“県別”じゃないよ?」と思われるかもしれません。例えば埼玉県用の教材にも、北海道、東京都、大阪府、沖縄県など他県の「過去問」、過去に出題された入試問題が掲載されているからです。しかし、私はそんな疑念を抱いた方に、胸を張ってこう答えられます。「これこそが、私たちが考える<県別>の高校入試対策教材の、最適な形なんですよ」と。

私たちが県別に制作しているのは、教科ごとに、どんな内容を、いつ、どんな順番で、どのように学ぶかといったカリキュラムです。その部分については、徹底的な分析をもとに各都道府県の傾向に合ったものを用意しています。しかし、各カリキュラムの学習内容を理解したうえで、実際に入試問題を解ける力にまで高めるための演習問題は、その県だけでなく全国47都道府県の「過去問」から選んでいるのです。
なぜ、あえて他県の過去問なのか。その県の過去問を解くことは、確かに入試の形式などに慣れるために欠かせません。しかし、「過去に出た問題は次には出ない」という弱みもあります。そこで頼りになるのが、他県の過去問です。出題傾向は確かに県によって違いますが、詳しく分析すれば、「A県とB県の英語のこの問題の傾向が同じ」といったことが見えてきます。そして、各都道府県が毎年、英知を集めてつくる入試問題には、解けば力のつくような良問がそろっています。そのなかから、各教科の内容一つひとつごとに、最適な問題を厳選して出来上がるのが<県別>なのです。実際に受講いただいている会員の皆さんからも、「他の県の問題を解けてよかった」というお声を毎年、いただいています。そうした声は、私たちが確信をもって<県別>を制作する、何よりの力となっています。

積み上げてきた分析力があるからできること

伊谷
変化に対応しながら肝に銘じたいのは、決して変化に踊らされたり、ことさらに不安をあおったりしてはいけないということです。高校入試問題は確かに変化している部分もたくさんあります。しかし、根っこの部分では大きく変わっていません。例えば、英語で単語や文法の知識を一問一答で問う問題が減り、長文問題ばかりになったとしても、問題を解くには、単語や文法の基礎知識が必要です。基礎知識をしっかりと積み上げたうえで、実際の入試問題を解きながら、知識を使って問題を解く力をつけていく。<県別>はそのための最適な教材なのです。

私たちには、これまで<県別>で積み上げてきたデータと経験があります。その揺るぎない土台を元に、正しい情報や分析などの変化を加えて、入試問題を解くために必要な力を養える教材をお届けしています。そこに至るまで、入試問題の分析、カリキュラムづくり、問題選定などを、一つひとつ、着実に自信をもって積み重ねています。
高校受験はお子さまだけでなく保護者のかたにとっても不安なものです。しかし、その不安と向き合い、挑むことは、親子とも成長する機会になると思います。「進研ゼミ 中三受験講座」を受講いただいている一人ひとりに向けて、「だいじょうぶ。私たちから届けるこの教材でさらに自信をつけていけば、行きたい高校に合格できるよ」――胸を張ってそう言える教材を、これからもつくり続けていきたいと思っています。

聞き手・文:十枝 慶二

撮影:デザインオフィス・キャン

(2019年9月取材)

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