稼ぐ力UP講座の3回目は将来の就職の考え方です。就職なんてまだまだ先...と思うかもしれませんが、これからの時代の就職の考え方を今から知っておくと稼げる人に近づけます!
今回もミライ予測のプロでありお金のプロの藤原さんに教えてもらいましょう。
稼ぐ力UP講座シリーズ
第1回 稼ぐ力って何?
第2回 たくさん稼げる人の3つの共通点
第3回 これからの時代の就職の考え方 ←今見ている回
第4回 起業に向いているのはどんな人?
第5回 稼げる人の学問の選び方
これからの時代の就職とは?
あと数年後に、私たちが就職を考える時に知っておくべきことはありますか?
今は情報化社会ですから、大企業に属していなくても、多くの人に影響力を与えて貢献できる職業や働き方が増えています。今後はさらに加速するでしょう。
それって、ネットやSNSが発達したおかげで、大きな会社に入らなくても、個人で大きく稼ぐことができるってことですか?
そうです。だからこれからの就職の考えかたは、「就職=会社選び」ではなく、先に自分はどんな舞台でどんな仕事がしたいか、そしてそのためにはどんなスキルや経験が必要かを考えたほうがよいですよ。
まずは会社探し!ではないんですね。
はい。そして、自分が得たいスキルや経験を身につけるために、ある企業に入ることが近道で効果的だと思えるのであれば、その企業に就職した方がいいと思います。
会社探しよりも先に、自分はどうしたいかの計画が大事なんだ~。
そうです。今は大企業に入社できたらずっと安心の時代ではありません。
時代の変化に合わせて、自分で自分のキャリアを主体的に選んで磨いていく時代になると思います。
会社員で稼げる人はどんな人?
じゃあ、自分のスキルや経験を磨くためにぴったりの会社が見つかって就職する場合、その会社でよりよく稼ぐコツは、なんですか?
会社というのは、成り立ちとして、一人ではできない目的やビジョンをみんなで実行するために集まってできた組織です。
会社ってチームプレイなんですね。
ええ。だから会社員として働くなら、会社全体がその目的を実行するために、自分は与えられた役割をどのようによりよく果たすか、を考える発想が必要ですよ。
会社では、自分の仕事が会社の目的に貢献できていれば、その会社で評価され、稼ぎが増えることになりますから。
その「会社の目的」ってどういうものですか?ちょっとイメージできなくて...。会社のサイトに書いてあるのでしょうか?
その会社のめざすビジョンや使命は会社のサイトに掲載されていますが、会社の目的が一番よくわかるのは、その会社の出しているサービスや商品です。
サービスや商品??
そうです。それが本当によい・魅力的だと思えるかどうかは、稼ぐ力を左右しますよ。
自分にとって魅力かどうかが稼ぐ力に影響!? たしかに自分の会社のサービスや商品が大好きだと会社の仲間と力をあわせて頑張れそうですもんね。
会社の目的に共感して、その目的のために自分が働きたい、と思えるかどうかが就職先選びにはとても重要だと思います。
自分の価値観と合う会社かどうか、ということですね。
なるほど~。就職活動をする時になったら、自分の共感を大事にします!
会社で稼げなくなるのはどんな時?
じゃあ逆に就職しないほうがよい会社はありますか?
どんなに世間では人気の会社でも、その会社の目的と自分の価値観に大きなギャップがあったり、目的に共感できなかったりした時は、その会社には就職しない方がいいと思います。
友達にすごい!って言われるような会社でもですか?
そうですね。自分のやりたいことと会社のやりたいことが一致しないと、なぜ自分がその仕事をするのかがわからなくなり、やる気がおきず、評価もされない。
すると技術も磨けないし、ますます稼げなくなる悪循環がおきるからです。
なるほど。仕事ってそういうものなんですね。
じゃあ、本当に自分がいいなと自慢できるような商品やサービスを提供してくれる会社を探してみます。
世の中にはたくさんの企業がありますので、周りの評判などに惑わされず、自分の目的や価値観にあった会社をいろいろ探してみるとよいですよ。
そして、日本に限らず、海外の会社も探してみてくださいね。
海外といえば、今、推し活の一貫で韓国語を勉強中なんです。でも、英語ももっとがんばってみます。
それはいいですね!がんばってください。
ちなみに、藤村さんはスパークス社のどういう目的に共感して働いているのですか?
私の場合、スパークス社が「世界一の規模」ではなく「世界で一番トラスト(信頼)とリスペクトされる」投資会社をめざしていることに共感しました。
世界で一番信頼とリスペクトされる投資会社をめざす、ですか。かっこいいですね。
私も将来どこか会社に就職するなら、自分の会社を誇りに思って働きたいです!
苦手が得意に変わることもある
ところで、大好きな会社に就職しても、実際自分が得意じゃない仕事の担当になってがっかりすることもありますよね?
部活でだって希望のポジションになれなかったりするし。商品の企画をしたいのに、営業になっちゃうとか。
以前お話したことがありますが、私は会社に就職した時、自分では苦手だと思っていた英語で営業を行う海外の職場にいきなり配属されました。
え~~っ!その時どうしたんですか?
とにかくやってみましたよ。すると、何年か経験するうちにだんだん得意になっていったのです。
今ではお客さんと話すのが一番の生きがいで。英語を使う仕事は大変ですがやりがいを感じます。
苦手だと思っていたことが、続けるうちに生きがいに!?
たとえ得意な仕事でもつきつめていくと、いつか自分が苦手なこともやらなければならない場面があります。
自分で最初から「得意ではない」と決めつけて、自分の可能性を狭めないほうがよいと私は思いますよ。
やってみないとわからないことがあるんですね。
ええ。では次回は会社員としてではなく、起業したい人向けに稼ぐ力をお話ししましょう。
私、起業もいいなーって思ってるんです!ぜひお願いします。
まとめ
稼ぐ力がUPする就職の考え方
・会社探しの前に、自分が将来どんな仕事でどうなりたいか、を考える。
・それに必要なスキル・経験を身につけられる会社があるなら就職する。
・会社の目的(商品やサービス)に共感できると稼げる。
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稼ぐ力UP講座シリーズ
第1回 稼ぐ力って何?
第2回 たくさん稼げる人の3つの共通点
第3回 これからの時代の就職の考え方 ←今見ている回
第4回 起業に向いているのはどんな人?
第5回 稼げる人の学問の選び方
<この記事を書いた人>
取材・文:長谷川ヨスコ
タイトルデザイン&画像:クロロ
<協力>
スパークス・アセット・マネジメント株式会社
代表取締役専務 藤村 忠弘 さま
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。