EPISODE
学びを支えるストーリー
学び・成長を
とことん支える
受験生が今必要な進路・受験情報を
オンラインで届ける、その極意
オンラインで届ける、その極意
受験中学生高校生
- 進路情報センター
責任者
相武 貴志 - 20年以上にわたり、入試情報の収集・分析を担当。現在は、オンラインによる進路支援イベントや「進研ゼミ」教材を通じて、中高生に入試情報や進路情報を届ける活動を積極的に行っている。
新型コロナウイルスによる学習環境の変化、そして、2021年度入試(2021年1月実施)から始まる大学入学共通テスト。変化の中にいる中高生や保護者の皆様から届く受験・進路への不安や悩みの声。その声におこたえするため、ベネッセ教育情報フォーラムを通して、継続的な受験情報ニュースのお届けや、オンラインでのエリア別大学入試セミナー/47都道府県別高校入試セミナーなどを開催。
- こだわりポイント
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- 正確でわかりやすい情報をお届けするために、セミナー当日も最新情報の収集・分析を実施
- 学びの環境や入試が変わる中、受験生の不安、悩みにタイムリーに応えるオンラインセミナー
- 具体的に何をすればいいのかがイメージできる情報を届ける
- 本気でやりたいことを見つけ、実現するための進路・受験情報
情報収集・分析は、「もしかしたら」の姿勢で臨む
- 相武
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「ここまででいいか」で終わらずに、「もしかしたら」という考えのもと、情報収集・分析を行っています。それは、何気ない一文一行が、受験生に大きな影響を与えることがあるからなんです。
例えば、セミナーが夕方から始まる日は、「もしかしたら」大学や各都道府県の教育委員会から新たな情報が発表されているのではないかと、セミナー当日、直前まで確認を怠りません。また、既に発表されている内容についても、他にも「もしかしたら」重要事項があるのではないかと、もう一度じっくり読み込んだ上で、情報をお届けしています。
- 相武
- 現高3生の大学入試から始まる大学入学共通テスト。今年は、コロナの影響を考慮し、第1日程・第2日程が設けられています。受験案内が発表された当初は、希望を出すタイミングや手続きの仕方が具体的には示されていませんでした。ですが、それによって、受験生に伝えるべき情報は全く異なります。独自の情報収集を重ねた結果、出願時に学校ごとに取りまとめることがわかり、受験生・保護者のかたには、学校・先生からの説明をよく聞いてくださいと、より適切な情報をお伝えすることができました。
受験生・保護者のかたから信頼をいただけるよう、こうした取り組みを1つ1つ積み重ねていきたいと考えています。
中高生からの「今日から頑張れそう」。
その言葉のために「具体的な行動」がイメージできる情報を届ける。
- 相武
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目標が見つかると、子どもたちの学びに対するモチベーションはあがります。「行きたい進路、大学・高校が見つかった」と言ってもらえることを目指し、情報をお届けしています。
そのため、セミナーに参加された受験生から「やる気が出ました」「今日から頑張れそうです」というたくさんの言葉をいただいた時は、とてもうれしいです。
- そのためにこだわっていることは、一般的に発表される事実情報だけでなく、次の具体的な行動につながる情報をお届けすること。
例えば、入試変化の中でのポイントと、「進研ゼミ」などベネッセの商品サービスを通してできる対策とセットで必ずお伝えするようにしています。「これなら今からできる」そう思っていただき、行動に移してもらうことが重要だからです。
- もう1つ、情報の届けかたにはこだわりがあります。それは、進研ゼミで志望大に合格した「先輩チューター」からのアドバイス。オンラインセミナーなどで実体験を元に話をしてくれていますが、自ら考えて勉強することを体現してきた、自立的な学習ができる先輩チューターのアドバイスは、悩みを理解してくれる、大人よりも近い存在の理解者として大きな役割を果たしてくれています。
- そして、ベネッセには、長年積み重ねてきた大学入試、47都道府県の高校入試情報・分析があります。その知見がベースにあるからこそ、入試情報の変更が発表された時に、ポイントとどのような影響があるのかを短時間で読み解くことができています。受験生たちが必要とするタイミングで必要な情報をお届けする。それも、わたしたちの責務だと考えています。
合格するためだけの進路情報ではなく、「学びは一生もの」。
- 相武
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入試で得点するためのテクニックなどの情報について、聞かれることももちろんあります。合格するための勉強は必要です。ですが、知識を得るための行動や意識は一生つながっていくものだということを常に意識し、本質的な情報を伝えることを大事にしています。
進路選択ではどちらが有利・不利なのかと表面的な利点に目を向けるだけでなく、社会とどのように関わりたいのか、どんな価値を作っていきたいのか、という視点から進路を考える。難しい話ですが、職業で進路を選ぶのではなく、やりたいことなど自分の「軸」を作り、それを実現できる進路を見つけていくことが大切だと思いますし、そのために役立つ進路・受験情報を届けたいと思っています。
どんな状況になっても、自ら考え決断し、前に進んでいける力を中学・高校生活を通じて、身に着けていってほしい。そう願いながら、これからも情報をお届けしていきます。
撮影:デザインオフィス・キャン
(2020年9月取材)
※ここでご紹介している名称・デザイン・内容・お届け月などは変わることがあります。ご了承ください。