EPISODE
学びを支えるストーリー
学び・成長を
とことん支える
「一瞬のかわいい」を一生の宝物に
ご家族の想い出をかたちに残す
「たまひよの写真スタジオ」
ご家族の想い出をかたちに残す
「たまひよの写真スタジオ」
妊娠出産たまひよ
- 左:「たまひよの写真スタジオ」
川越店店長
笹渕 ダイアン
- 2018年に「たまひよの写真スタジオ」川口店に入社。豊洲店・北千住店の副店長を務め、2021年度から川越店の店長を務めている。
- 右:「たまひよの写真スタジオ」
運営担当
黒澤 直幸
- 入社以来「たまひよ」事業を担当。5年前から写真スタジオに携わり、現在は19店舗あるスタジオ運営のマネジメントを担当。
妊娠・出産・育児を応援する「たまひよ」が手掛ける写真スタジオ。1号店となる豊洲店を2013年にオープン。現在は、東京・神奈川・埼玉・千葉で19店舗を展開。撮影プランの規定シーン数内であれば、ご家族や、ごきょうだいでの撮影にも対応。「『一瞬のかわいい』を一生の宝物に」のコンセプトのもと、お子さまの自然な笑顔を引き出すこと、そしてご家族の想いへ寄り添うことを大切に、日々お客様に向き合っている。
- こだわりポイント
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- お客様の期待を超えるサービスを提供する
- お子さまの発達段階を深く理解し、加えてママさん・パパさんの様子や期待を見逃さず、「お客様を知る」「お客様に寄り添う」ことに徹底的にこだわる
- お子さまとご家族に合わせた臨機応変な対応で、思い出に残る体験を
- お子さまの笑顔のお写真はもちろん、ご家族の「満足」や「感動」をも追求する
ママさん・パパさんも安心して、楽しく過ごせる撮影空間づくりのために、
一言を聞き逃さない
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- スタジオ運営で大事にしていること
- 黒澤
- 「たまひよの写真スタジオ」は、今年で8年目になります。雑誌やネット以外でのお客様との直接的な接点で濃密な体験とご満足をお届けするために、「たまひよ」として何ができるのか。そこから、写真スタジオ事業が始まりました。お子さまが生まれたご家族の毎日はかけがえのない時間です。写真を通じてご家族の想い出をかたちに残していきます。たまひよ事業の知見があるからこそ、この時期のお子さまやご家族を深く理解していることを強みに、寄り添っています。
- 私たちが力を入れているのは、「お客様を知ること」です。他社の写真スタジオと異なり、生後から1歳までのお子さまの撮影が非常に多いので、月齢で刻々と変わる赤ちゃんの成長に関する知識を全スタッフが学んでいます。そして、お子さまとご家族がリラックスして撮影に臨める場をつくるため、お子さまと仲良くなって、打ち解けてもらえる関わりかたを、多くのお客様と触れ合う中でスタッフ同士教え合いながら、学び続けています。
- 笹渕
- スタジオでは、撮影を担当する2名のスタッフ以外に、画像編集、撮影の準備をしているスタッフがいます。撮影の合間や、撮影後にお客様が待たれている時などに、スタッフ全員がお客様に関わる空間づくりを大事にしています。お子さまの様子を気にしたり、かわいい仕草をしている時に「かわいいですね」と声をかけたり。まるで一緒に撮影をしていたみたいな。お子さまも、ママさん・パパさんも、安心して過ごせる時間になるようにしています。
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- 安心して過ごせる空間づくりが実現できる理由
- 笹渕
- どうすればお客様が喜んでいただけるのか、一人ひとりのスタッフが自ら学ぼうとする姿勢が大事です。周りのスタッフのいいところを真似して、気になるところは指摘し合える店舗づくりを意識しています。
- 私自身も、先輩スタッフの姿勢から学ばせてもらいました。先輩スタッフが、撮影中、ママさん・パパさんたちの会話をしっかり聞いているんです。「うちの子、あれやると笑うよね」「いつもだったら笑うのに、なんで笑わないんだろう」、そうした会話をしっかり聞いて、何か違和感があれば、「少しイメージと違いますか?」とママさん・パパさんのこともとても気にかけている様子を見て、自分もできるようになりたいと。
- 入社時は、「赤ちゃんと遊んで、笑ってくれたら私も嬉しい」と単純な考えでした。それが、ママさん・パパさんも、6カ月の記念、1歳の誕生日など、一度しかない記念でご来店されているのだと、“お子さま+ママさん・パパさん”もその空間で楽しくなるようになってほしいという想いに変わっていきました。お子さま、ママさん・パパさん、おじいちゃま・おばあちゃまなど、ご来店いただいた人たちの声を聞き逃さずに、撮影や雰囲気づくりを大切にしています。
環境変化の中で、ベストを追求した先にいただけたかけがえのない声
「子どもが生まれてから、一番思い出の日になりました」
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- コロナ下での変化と挑戦
- 黒澤
- 新型コロナウイルスが拡大し、マスクを着用してお客様と接するようになったことは、私たちにとっては劇的な変化でした。当時、子どもたちにとって、マスクは病院を想起させるものでもあり、直感的に嬉しくないもの。それだけで嫌厭されていました。コロナ前までは顔全体の表情や口を使った口音など含め、体全体で表現してお子さまの笑顔を引き出してきた中で、大きな制限だったと思います。
- 笹渕
- 最初はすごく大変でした。お子さまのあやしはカメラとお子さまの間を何度も行き来するとても運動量の多いものになります。マスクをしてのあやしが最初は全然息が続かないんです。何よりも、以前はスタッフが笑うとお子さまも笑ってくれたのが、マスクで目元しか見えなくなり、全力で目元まで表情を作らないと伝わらない。「ママとパパから離れたくない」「ここは怖い場所」と撮影がうまく進まないこともあり、笑顔を引き出すまでに、コロナ前の倍以上の時間がかかったりしていました。
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私たちがこの2年やってきたことの1つは、「どうして笑ったのか」「前回は泣いて撮影ができなかったのに、再撮影(*)ではどうして笑ってくれたんだろう」と振り返り、「こういう行動や表情が良かったんだろう」と自分たちで分析していったことです。もう1つは、子どもって、大げさなジェスチャーをしながら「いててー!」とか大人が失敗すると笑ってくれますよね。でも、子どもの前で大人が全力100%で笑わせにいくのは勇気がいります。でも、マスクをしている今は、そこまでやらないとお子さまが笑ってくれないし、楽しくない。スタッフが自分をさらけ出して、おもしろい行動を取ることが増えました。
*仕上がりの写真に満足が頂けなかった場合、該当シーンを無料で再撮影を行っています。
- 黒澤
- この環境下でベストを尽くすことをスタッフ全員がよく考えてくれています。コロナ下で「子どもが生まれてから、一番想い出の日になりました」というお声が増えました。コロナ下で出産されたかたは、外出を控えられているかたがほとんどです。家族そろっての初めての外出が、お宮参り、ハーフバースデー、1歳の誕生日といったお子さまの記念日というご家族も増える中で、かけがえのないありがたいお声だと思います。
想い出に残る撮影を実現する原動力は、
「誰かを幸せにしたい」「人の笑顔を見ることが好き」という想い
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- 「期待を超えた満足」をいただくためのこだわり
- 笹渕
- 来店いただくと、打合せで撮影の進め方をご説明しながら、お客様のご要望を細かくお伺して伺っていきます。でも、「お任せします」とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。そんな時は、はじめに撮影をする雰囲気を見ていただいた後に、もう一度イメージを伺います。そうすると、「本当は高い高いしているところを撮りたい」「子どもにチューしているところを撮りたい」と話してくださるんです。ママさん・パパさんの心が開くタイミングで要望を伺うことで、さらに楽しい気持ちになっていただき、撮影を進めていきます。
- また、お子さまの雰囲気に合わせて、一番かわいいところはどこかなと探しながら撮っていきますが、ママさん・パパさんによるいないいないばあや歌など鉄板ネタで笑ってくれた時の方が、圧倒的に良い表情の時もあるんです。そういう時は、カメラマン以外のスタッフは下がって、パパさん・ママさんにあやすのをお願いすることもあります。写真を見返した時に、「この時、私たちで笑ってくれたよね」と思い出してほしいという想いも込めています。
- 撮影を怖がって、ママさん・パパさんから離れられない時には、ママさん・パパさんとカメラマンの3人だけの空間で撮影したりもします。その時、写真には映らないようにママさんの膝の上、パパさんのおなかの上にお子さまを乗せて撮影をすることも。「この時、私にしがみついてたね」と後から会話になるような、思い出に残るものを残したいと思っています。型通りに撮影を進めていくのではなく、臨機応変に対応しながら撮影をするのがこだわりです。常に考えて、頭を回転させています。
- 黒澤
- カメラマンは技術職にはなりますが、「写真が好き」だけではだめなんです。どこまでお客様と距離を縮められるのか、本当に寄り添えるのか。子どもが好き、誰かを幸せにしたい、人の笑顔を見ることが好きということも重要な要素だと考えています。
お子さまの笑顔の写真とともに、
ご家族に「満足」「感動」を感じていただける体験を
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- 印象に残っているお客様とのエピソード
- 笹渕
- お宮参りの撮影でご来店いただいたお客様がいました。そのお客様はお姉ちゃんのお宮参りでも来てくださっていて、今回は二人目のお子さまのお宮参りでした。写真では楽しそうに笑ってくれていたんですが、お客様からは「お姉ちゃんの時と比べて感動がなかった」と。満足のいくお写真が撮れなかったことをお詫びし、再撮影に来ていただきました。
- 同じスタッフで撮影に入り、「こういう感じで、お写真とりますか?」「笑ってくれるポイントがありますか?」などと、ママさんとパパさんのご要望や想いを細かく細かく伺いながら撮影をしたんです。お客様にご満足いただけたのか不安でしたが、「再撮影に来てよかったです!」とお声をかけていただけました。
- お見送りをした後に感じたことは、お客様が求めていらっしゃったのは、写真のクオリティだけではなくて、前回お姉ちゃんの撮影のときに感じたような “初めての記念”という感覚をもう一度感じたかったのかなと。撮影では、お姉ちゃんがあちこち動いてしまう、撮影後にお参りの予定があり、パパさん・ママさんもバタバタして、いろんなことが気になって撮影に集中できていないご様子でした。でも、2回目の撮影では、お姉ちゃんは他のスタッフが遊んでくれることがわかっていて、安心して任せられ、撮影に集中ができたことで、「やっぱり素敵!」という想いになっていただけたのかなと思います。
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- 今後に向けて挑戦したいこと
- 笹渕
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お客様に対する姿勢は、先輩が背中を見せてくれたものを受け継いでいます。今度は、自分が後輩へ伝え、その後輩がつぎの後輩へ伝えて・・・ということができたらいいなと思っています。それを川越店以外にも広げていきたいなと。
お客様に対しては、笑顔を引き出すはもちろんですが、もっといろんな自分になりたい。かっちり系なお客様にはかっちり系の自分、楽しいお客様には楽しい自分など、お客様に合わせて、雰囲気を作れる自分になりたいです。そして、お子さまと触れ合う遊び方、笑顔の引き出し方を増やしていきたいです。
- 黒澤
- 8年経ちましたが、まだ首都圏19店舗に限られています。ありがたいことに、多くのお客様に来店いただいていて、予約が埋まっていることも多く、現在展開しているエリアだけでも、全てのお客様に応えきれていません。しっかり着実にお客様を増やしていくこと、さらに出店エリアを広げていきたいのですが、そのためには今の現場を支えてくれている想いを持ったスタッフを増やしてく必要があります。よりよいサービスを追求し、多くのお客様に私たちのサービスを提供できるように、現場と連携しながらスタッフの育成やフォローをしていきたいと思っています。
撮影:たまひよの写真スタジオ
(2022年2月取材)
※ここでご紹介している名称・デザイン・内容・お届け月などは変わることがあります。ご了承ください。