「聞く」「読む」「書く」「話す」の
英語4技能の測定により、
グローバル基準の「現場でできることが」わかった。
「現場で使える英語力」を測れるのは「GTEC」Businessだけ。
グローバル基準の評価で
課題と目標が明確になりました。
- お話を伺った方
- DHLジャパン株式会社
人事本部 オーガニゼーションディベロップメント - エンプロイリレーションマネージャー
山口 聡さん(写真左) - トレーニング&ディベロップメントエグゼクティブ
川越 規隆さん(写真右)
世界中に書類や貨物を届けるロジスティクス企業であるDHLジャパンでは、2005年から「GTEC」Businessを導入。社員の「現場で実際に使える英語力」の把握を行っている。世界有数のグローバル企業が、いち早く「GTEC」Businessを選んだ理由とは?
DHLジャパン株式会社
自社の航空機を用いて貨物の国際輸送を行うサービス「DHLエクスプレス」の日本法人。グローバルの本社はドイツ。
世界220以上の国・地域をカバーする独自のネットワークで安全・確実に貨物を運ぶ。
ISSUE
導入前の課題
「聞く力」「読む力」だけではなく
「伝える英語力」が必要だった
当社の強みは、お荷物の集荷から通関手続き、フライト、配達まで一貫して対応できることです。
集配業務では、必要な書類や海外情勢、配送予定などに関して外国籍のお客様に対して英語で説明する必要がありますし、オペレーション業務では貨物の追跡状況をメールや電話で現地法人のスタッフへ問い合わせることもあります。
一刻を争う緊急輸送の場合、お客様のビジネスの成否を担うこともあります。世界中のスタッフとやり取りを行い、チームワークを発揮しながらスピーディに輸送するためには、高度な英会話力が必要不可欠です。
日本で英語技能をはかる場合、「聞く力」や「読む力」を評価する試験はいくつかありますが、それだけではビジネスの現場で通用する英語力の証明には残念ながらなりません。
新卒採用時に従来型の英語試験のスコアが高い人でも、仕事では英語を使いこなせないケースが多いのが実情です。
そこで検討したのが「GTEC」Businessです。
DECIDING FACTOR
導入の決め手
「現場で使える英語力」
をはかれるのは
「GTEC」Businessだけだった
お客様の要望に応じて臨機応変に対応していくためには、「自分の言葉で表現し、相手に伝わること」が非常に重要で、その技能が測れるアセスメントは私たちが知る限り「GTEC」Businessだけでした。
このため2005年から「聞く」「読む」「書く」「話す」の英語4技能が測定可能な「GTEC」Businessを導入しております。
当社では「ジョブポスティング」制度として、空いたポジションに挑戦できる機会がありますが、この試験の際にスコアを参考にしたり、管理職に昇格の際に「GTEC」Businessの受検を必須としております。
「GTEC」Businessでは「世界基準で考えたときに、この社員は英語で何ができるのか」が一目瞭然であるため、社員の英語スキルを把握するのに役立つだろうと思いました。
管理職以上の役職になると、ドイツ本社やグローバルハブ拠点とのやり取りが発生するため、必然的に英語を使用する機会も増えます。
定期的に実施している、キャリアに関するレビューミーティングでは、今後のキャリアアサインを共有するうえで、「GTEC」Businessの結果を参考にしたいと考えました。
集合受検ではなく各自で空いている時間に受検が可能で、結果もWeb上で確認できる手軽さも魅力だと思いました。
昇格試験を受けない社員でも手を挙げれば一部自己負担で「GTEC」Businessを受検することができ、2020年には106名の社員が受検する予定です。
EFFECT
導入後の効果
グローバル基準の評価で
課題が明確になった
「GTEC」Businessでは、「複雑な議論やプレゼンができる」「部下や同僚に簡単な指示を与える事ができる」などの「CAN DOリスト」が明確であり、4技能それぞれの能力についてスコアレポートで詳細に確認できるため、現在の英語力を共有しながら具体的な学習プランを立てることができるようになりました。
受検者に聞くと、このスコアレポートが非常に好評です。
一般的な英語試験のように、「点数が出ておわり」ではなく、さらにスコアを伸ばすためにはどうすればいいのかといった効果的な学習のポイントがわかるため、モチベーションになるといいます。
当社は、やる気があれば自分でキャリアを切り拓いていける制度がありますし、どんなときでもあきらめない「Can Do」の精神を社員ひとりひとりが持っています。
このような企業風土と、学びの意欲を後押ししてくれるような「GTEC」Businessは相性がよく、受検者は積極的に英語学習に取り組めているのではないかと思います。
部署によってはスコアを競い合うことで、学習意欲を高めているケースもあるようです。
2018年には、ベネッセ i-キャリアの協力のもと「GTEC」Businessの学習方法に関するセミナーを開催しました。
問題構成や評価の方法、効率的な学習の進め方などを説明してもらったことで、社員たちは受検するメリットがわかったようで、「学習指針が明確になった」「使える英語力の向上が、スコアアップにつながるとわかった」など様々なリアクションがありました。
その後、英語学習補助金の申請が増えたことからも全社的に英語学習に対する意欲が高まっている手応えを感じています。
VISION
今後やりたいこと
オンラインによる学習セミナーで
自主的な英語学習につなげたい
今後は、オンラインによる「GTEC」Businessセミナーの開催を予定しています。東京だけでなく全国の社員に受講してもらうことで、自主的に英語学習に取り組む社員が増えてくれると嬉しいですね。
My Story
「GTEC」Businessの受検が英語学習のモチベーション維持に
DHLジャパン株式会社
人事本部 川越 規隆さん
大学時代から英語に対する苦手意識はありませんでしたが、いざ入社してみると、それまでの自分の英語力がビジネスでは通用しないことを痛感する場面の連続。
荷物が遅延しないよう、現地スタッフを説得して動いてもらうなどイレギュラーな対応が求められる度に、「もっと英語ができたら」と悔しさを感じることが多くあったのです。
それから独学で英語を学び直し、入社して15年経ったいまでも毎週日曜日の朝、オンラインの英会話レッスンを受けています。
社会人になると、自分の能力を測る機会が減ってしまいますが、年に1度「GTEC」Businessを受検することで自分の成長がわかりますし、やはり昨年よりもスコアアップしたいと思いますので、学習へのモチベーションになっています。
人事本部の前はカスタマーサービス本部でチームをリードしていましたが、そこで部下が成長していく姿を見て人事の仕事に興味を持ち、ジョブポスティング制度を利用して現在のポジションに来ました。
当社には、海外赴任を含めさまざまなキャリアポジションが用意されていますが、能力があるのに英語スキルがないことでチャンスを逃してしまうのは非常にもったいないと思います。
めざすキャリアを叶えるために、何をすればいいのか、目標実現までのプランを立てるためにも「GTEC」Businessで自分の実力を把握することは大きな意味があると思います。