「GTEC」Business導入はグローバル化を
本気で目指す会社からのメッセージ。
英語力の「見える化」で社員の意識変革が可能に。
全社的なグローバル化施策に
英語力の「見える化」は不可欠。
「GTEC」Businessで現状を把握し
意識を高めた。
- お話を伺った方
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クラシエホールディングス株式会社
人事・労務部 課長 津田 未典さん(左)
人事・労務部 課長 岡崎 景介さん(右)
「いち髪」「コッコアポ」などの商品ブランドで知られるクラシエグループは、化粧品から医薬品、食品まで幅広い分野で商品を展開している。
メイン市場は国内だが、グローバル化が加速する現在、海外での商品展開にも力を入れるべく、社内改革を進めるなかで、社員の英語力の「見える化」が重要課題だった。
クラシエホールディングス株式会社
「人を想いつづける」を企業理念に、シャンプー・ボディソープなどの日用品事業、漢方薬を中心とした薬品事業、菓子・アイスなどのフーズ事業を展開しているクラシエグループ。
2017年には、「CRAZY KRACIE」という新たなビジョンを掲げ、多様化する社会のニーズを先取りした挑戦を続けている。
ISSUE
導入前の課題
社内教育のモデルチェンジにあたって、グローバルな対応力を測る客観的な指標がなかった
岡崎:クラシエホールディングスは、2017年には、新たなビジョンとして「CRAZY KRACIE」を掲げ、未来に向けた新しいチャレンジを加速しています。その取り組みのひとつにグローバル人材の育成があります。
津田:当社のメイン市場は国内で海外取引はまだまだ全体の数%という状況です。
しかし、今後のグローバル展開を踏まえ、社内教育のモデルチェンジに取り組んでいます。
岡崎:今回のプロジェクトは、まず当社のサービスを海外展開する上で必要となるグローバル人材を定義づけするところからスタートしました。
津田:そうなると当然、英語力やグローバルな対応力を測る客観的な指標が必要になります。
そこで社長、役員も含むマネージャー職以上の全社員436名に対し、「GTEC」Businessの受検を義務化して、まず現状の把握をすることにしました。
DECIDING FACTOR
導入の決め手
4技能で測定できるという点と
オンラインのフォロー体制が決め手に
岡崎:「GTEC」Businessを導入した理由は、本当にビジネスで使えるレベルの英語力を「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能で測定できるという点に魅力を感じたからです。
また、コロナ禍において、自宅でもオンラインで受検できること、オンラインでの受検者のフォロー体制が整っていることも決め手になりました。
津田:第1回の受検は、まさにコロナ禍の2020年9月から12月に実施しました。
各社員は自分に合うタイミングでオンライン受検をしてもらい、最終的に436名全員が期日までに「GTEC」Businessを受検することができました。
EFFECT
導入後の効果
詳細な現状把握と共に、社員の
グローバル化に対する意識づけに成功
津田:GTEC Busines実施後の2021年2月にスコアレポートオンライン説明会を計2回開催。
ここでベネッセ i-キャリアの担当者から個別のスコアレポートの見方や初学者向けの学習法などについてレクチャーしてもらいました。
この説明会には、2回合計で100名以上が参加しました。
岡崎:実はオンラインで全国の支店、営業所、研究所をつないで、ひとつの指標に関して議論するということが今までなかなかなくて、英語力向上の意識づけをきっかけとして、社内の教育改革に目を向けてもらういい機会になったと思っています。
ただ、第1回の結果に関しては、「思った以上に低かった」というのが正直なところです。
しかし、英語に関する社内の会話が増えたのは確かで、「現状を把握する」「グローバル化の意識づけをする」という目的は達成されつつあるのではないかと思っています。
VISION
今後やりたいこと
事業の枠を超えたグローバル人材の
横のつながりをつくりたい
岡崎:今後の「GTEC」Business活用の方向性ですが、まず定期的に、マネージャー以上の社員全員の受検を継続していく予定です。続けることで、各自の努力も「見える化」できます。
また、社内的には、オンラインの英会話コースを希望者全員が受けられる環境を整えたり、「GTEC」Business受検のための参考書を社内で共有したりできるようにしていきたいですね。
津田:「GTEC」Businessを導入したことで、社内のどこに英語上級者がいるのか把握できました。
今後は、日用品、薬品、食品3事業のグローバル人材の横のつながりをつくって、オンライン上で交流できるようなしくみもつくりたいと思っています。
導入Story
受検後アンケートや分析レポートを社内英語教育の施策立案に役立てる
「GTEC」Businessは、受検者を対象にしたアンケートを受検後に実施することができる。
設問は自由に設定することができ、「GTEC」Business受検に関する要望や今後の英語学習について、現場社員の本音を聞き出す役割を果たしている。
クラシエホールディングスでは、受検後アンケートを実施したほか、スコアレポートの見方などをレクチャーするオンライン説明会も実施。
受検者のデータとアンケート結果は、すべて分析レポートとしてまとめられ、社内で共有されている。
こうしたデータは、今後の「GTEC」Businessの運用だけでなく、社内のグローバル人材育成の施策を検討するうえでも役立てられている。
アンケートの質問例「あなたはどのようなレベルで英語を使えるようになりたいですか/年代別」
「GTEC」Business受検後アンケートの回答例
【テスト難易度に関わるもの】
「英語に触れる機会は年々少なくなっているので、大変難しかった。スピーキングに関しては、わからないなりに何らか回答を行うべきであったと感じる」(40代)
「私には難易度が高かったです。「GTEC」Businessで点数を上げるには、受検に向けた事前学習が必要と感じました」(40代)
「普段まったく英語に触れていないので大変苦労しました。特に聞き取り、長文読解は難しかったです」(40代)
【今後の英語学習について】
「単発で終わらず、毎年、受検させていただきたいです」(40代)
「本番のテストは時間制限がありかなり苦戦しました。改めて英語を勉強してチャレンジしたい」(30代)
「自分ではなかなかこういった試験を受けようという気持ちにはならなかったし、英語学習のきっかけになった」(40代)