安心・安全5つの活動方針

商品安全ポリシーを実践する5つの活動を通じて、お客様に安心・安全な商品をお届けします。

1.原材料の把握を徹底します

商品の「安心・安全」を語る上で、最も大切で基本的なことが「原材料を把握する」ということ。ベネッセコーポレーションでは、企画時と実物製作時の2段階で、素材・原材料の調査を行なっています。

事前評価で企画段階から原材料をチェック

ベネッセコーポレーションでは「原材料を把握する」ということを「安心・安全」の基礎と位置づけています。そのため、企画の段階から原材料を意識して設計。企画完成後には専門部署で書類での評価を行い、企画の内容を綿密にチェックします。

この審査でチェックするのは、商品に使われる「布」「紙」「プラスチック」などの部品が、どのような素材で作られているか、どのような「染料」「塗料」「インク」で色づけされているか、人体に影響がないかどうかという点を、安全性の資料を元に、法令を上回る自社の基準で調べ上げます。

原材料がわからない時は、製造担当者と連絡を取り合い、確認します。「審査」は長期間におよぶ場合もありますが、この評価を通らなければ、商品が製品化されることはありません。

安全性の資料は、厚さ数センチになることも。 ここから徹底的に危険因子を取り除いていく。

現物で確認する安全性

原材料の審査は、実際にお客様にお届けするものと同等の現物でも行います。

また、強度に問題がありそうな時や、少しでもケガのおそれがある場合は、この段階で設計や素材を見直します。

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2.環境や人体によくない物質を制限します

ベネッセコーポレーションの商品では「環境ホルモン」「生態系への影響が懸念される物質」「発がん性などの疑いのある化学物質」「重金属」の4つの使用を制限しています。また小さなお子様やアレルギーをお持ちの方に配慮し、たとえ小さなパーツひとつであっても、アレルギー表示を行なうなどして情報開示につとめます。

万が一のための物質制限

ベネッセコーポレーションでは、人体や生態系に影響を与える物質についてもしっかり管理しています。「環境ホルモン」「生態系への影響が懸念される物質」「発がん性の疑いのある化学物質」「重金属」の4種類。

口に含むことが想定される玩具等の商品においては、これらの物質が含まれていないことを検査します。

万が一、お子様が商品の一部を飲み込んでしまっても、人体に影響がないと考えられる分析結果が出るまで、試作と審査を繰り返します。

X線などで、有害重金属などの有無を確認

しまじろうのパペットは、お子様のさまざまな活用を想定しながら開発をしています。過去の形状や素材選定の経験をもとに問題の改善に取り組み、現在の製品となりました。一つ一つの素材の安全性の確認とともに、安全な設計を考え、試作を繰り返すことでより安全なものづくりを進めています。

より安全に使っていただくために

法令基準を超えた安全基準でチェックを行っていても、万が一のリスクを防ぐためには、ご家庭で商品をお使いいただく際も安全を意識していただくことが重要です。小さなお子様がいるご家庭でも、注意事項を読み、「正しく」お使いいただけるような工夫をし、改善し続けています。

例えばアレルギー物質。ベネッセコーポレーションでは、アレルギーが懸念される物質ができるだけ最小限になるようつとめていますが、それでも含まれてしまう場合には、小さなパーツであっても「アレルギー表示」をお客様に対して行なうことで対応しています。

その情報公開基準は、もちろんお子様目線での基準。法令では定められていない物質までも細かく表示することで、小さなお子様やアレルギーをお持ちの方に配慮しています。

ご家庭で使用される前に見ていただきたいアレルギーが懸念される物質を使った製品の情報・注意喚起の例。

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3.使用シーンを想像し事故の防止につとめます

お子様向けの商品でなくても小さなお子様が触れる想定で、また、商品の包装材にまで窒息やケガの危険がない設計を行なうようつとめます。小さなお子様を対象とした商品はとくに発達段階を考慮し、どんなパーツでも誤飲の可能性があるものとして商品設計を行ないます。

お子様の視点から

投げたり、舐めたり、かじったり。小さなお子様は、好奇心旺盛。時として、大人が思いもよらない遊び方をします。だからこそベネッセコーポレーションでは、すべてのご家庭にお子様がいるものとして考え、商品を設計しています。

大人の方向けの商品であっても、お子様にとっても安全かどうか。作るだけでなく、それを確かめることも忘れません。

特にお子様向けの商品については、「危険分析」や「モニター調査」等で安全の確保を行なっています。
試作品をもとに親子のモニターの方に実際に使用していただき、各種パーツがひっぱっても外れないか、縫い目は丈夫かどうかなど、安全に使っていただけるかを確かめます。

お子様の使用シーンを思い描きながら、あらゆる行動を試すことで明らかになるリスクを排除しています。

部品は誤飲されるものと考える

小さな部品につきまとう誤飲の危険性。ベネッセコーポレーションでは、自社基準に沿って各種パーツの縫製、接着を行なっていますが、それでも「万が一」はつきもの。そのため、どんなパーツも誤飲される可能性があるものとして設計しています。

万が一飲み込んでも、気道を確保できるよう空気孔を設計したり、剥がれにくく無害の塗料を使用したり。さまざまなケースを想定し、お子様の「もしも」に備えることで、リスクを極力減らします。

また、万が一の事故を防ぐためにも、ご家庭でも正しく使用していただくため、パッケージやチラシで、小さな部品がある場合「誤飲の恐れがある」という注意喚起を行なっています。

お子様が誤飲する可能性のある大きさかを確かめる器具のひとつ。
出典:日本家族計画協会

プラスチック袋の厚みも確認

商品をお届けする際に使われている梱包用のプラスチック袋についても、どんな素材でできているのか、袋の厚みは適正なのか、細かく確認しています。

お子様が袋を頭からかぶったり、口に当てて呼吸ができなくなったり、万一の事故を想定し、窒息しない基準以上の厚みがあるか、孔が開けてあるか、マイクロメーターという器具などで調べていきます。

そして、ご家庭でも誤使用を起こされないように、パッケージなどで注意喚起をしています。

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4.第三者チェックも行ないます

専門部署を社内に設置して、すべての商品の安全性の評価を行なっています。さらに、少しでも安全性に懸念がある場合は国内外の専門機関と協力し、より詳細な分析と精度の高い安全確認を行ないます。

社外機関との連携

ベネッセコーポレーションの安心・安全対策は社内だけで完結しているわけではありません。外部の専門機関と連携し、その精度をよりいっそう高めています。

社内・社外機関が協力して商品の安全性を追求するときに、最も大切なことが「制作に携わる全員が同じ目線で進んでいく」ということ。ベネッセコーポレーションは、製造各社、協力社外機関と自社の商品安全基準を共有し、基準の遵守を呼びかけています。小さなお子様、お客様の安全を守るために、社内、社外一丸となって取り組んでいきます。

社外機関と連携し、本当に安全といえるかの徹底した審査を行なっています。

安全と言い切れるものを

社内専門部署は、お客様の安心・安全を守るために生まれた部署。でも、それを守り続けるためには、どんな細かな危険をも見つけ出すねばり強さと、根気が必要です。 今もこれからも、安全と言い切れる商品を作ることが使命です。

私たちに与えられた役割は『万分の一のリスクを取り除く』という仕事です。そのためには、安全基準や世の中の動きを理解した上で、商品を使うお子様の行動をしっかり予測して、商品を審査していく必要があります。そして大切なのは、『その技術や知見を伝えていく』ということです。

わずかなリスクを消すことは、地道で根気がいります。そしてリスクは、これから先も決して0%にはなりません。体に良くない物はどんどん発見されていくでしょうし、ひとつ潰しても、また別の新たなリスクが生まれていきます。ですが、それでも私たちの使命は『安全と言い切れる商品を作る』ということだと思っています。

ベネッセコーポレーションから商品の入った箱が届く。その箱を前にして感じるドキドキやワクワクを、絶対に裏切りたくはありませんから。

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5.ベネッセコーポレーション、関係各社が一体で改善に取り組みます

法令に対応するだけでなく、お客様の声や社内外の事例を活かし、つねに最新の安全基準でものづくりに取り組みます。また、ベネッセコーポレーション独自の商品安全基準を理解・共有し、実践していただける製造各社や専門機関とともに、より安心・安全なものづくりを目指します。

関係会社による検品

ベネッセコーポレーションでは、独自の安全基準を理解していただける関係会社との連携で、安全を図っています。第三者的な視点で念入りな「検品」を行うことで、発送直前まで商品の安全を見守ります。また、商品特性にあった検品・検針方法を選択しています。

発送に関わる関係会社での工程は大きく分けて5工程。製造各社から送られて来た外箱を開けて中身を取り出す「開梱」。製品のクオリティを手と目で確認していく「外観検品」、製品を袋に入れる「封入作業」、縫製品については、製品内部に縫製時の針が残っていないかどうかを確認する「検針」。

それぞれの工程で合格した製品だけが、次の工程へと進み、すべての工程で合格した製品だけが「梱包」を経てお客様の元へ届きます。

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