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Interview

お客様の満足度向上と営業・相談担当スタッフの工数削減。介護事業や関係機関における顧客管理システムの統合

お客様の満足度向上と営業・相談担当スタッフの工数削減。介護事業や関係機関における顧客管理システムの統合

ベネッセグループの介護事業における施設運営は、ベネッセスタイルケアが行っている。ベネッセシニアサポートでは、病院や居宅介護支援事業所などの機関と連携したり、お客様のニーズに合った施設を紹介したりすることで高齢者の方々の生活をサポートしているため、現在、それぞれの顧客管理システムを統合するプロジェクトが進んでいる。 ※インタビューは2023年に実施

藤塚 和久

藤塚 和久

家庭学習カンパニー 家庭学習カンパニー戦略本部 事業戦略部 部長

システム開発の企業でアプリケーションを開発するエンジニアとしてBIシステム開発やBtoC顧客向け情報サイトの構築を担当。その後、コンサルティング会社に移り、システム開発の知見を生かしたPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として参画する。IT領域に留まらず、新規事業の立ち上げ計画の立案や営業戦略の立案と実行など、戦略まで担当し、幅広く活動してきた。

システム開発の企業でアプリケーションを開発するエンジニアとしてBIシステム開発やBtoC顧客向け情報サイトの構築を担当。その後、コンサルティング会社に移り、システム開発の知見を生かしたPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として参画する。IT領域に留まらず、新規事業の立ち上げ計画の立案や営業戦略の立案と実行など、戦略まで担当し、幅広く活動してきた。

ISSUE

課題

正確な情報共有と工数削減

関係機関やベネッセグループの介護サービスと連携したり、紹介したりする際、お客様の情報を適切に漏れなく伝えることで、より良いサービスの提供と業務効率の改善を目指しています。

ベネッセのグループ会社には、介護施設の運営や在宅介護サービスを提供しているベネッセスタイルケアがあります。そして、介護周辺事業を担う会社のひとつとして、介護施設への入居を検討しているお客様にベネッセ以外の施設も含めた施設紹介を実施しているベネッセシニアサポートがあり、お客様に最適な施設のご提案をしています。

それぞれ自社のシステムを活用して顧客を管理していたため、紹介・連携の都度、お客様のお体の状態やどちらのエリアでサポートを希望されているのかといった情報を伝達する工数が発生していました。そのため、営業員・相談員が個々に必要だと思う情報を連携しており、組織として業務の伝達内容に差が出ている状況がありました。

SOLUTION

ソリューション

顧客管理システムの導入

工数を削減しつつ正確な情報を伝達するため、顧客管理システムの導入・統合を進めています。

例えば、病院には入院患者様 の今後の生活を含めた相談に乗るソーシャルワーカーの方がいらっしゃいます。病院に入院していた方が施設への入居を希望する場合、ソーシャルワーカーの方がその入院していた方に ベネッセシニアサポートを紹介します。お客様にご承諾いただいたうえで、今までお伺いしてきた情報をひとつの顧客管理システムで管理することになるので、工数削減が実現できるのと同時に、施設へ入居した後も情報のアップデートが可能となります。

RESULT

結果

年間数億円のコスト削減の見込み

介護事業は国からの補助金で賄っている分野であり、もともと利益率は高くありません。そのため、コストにシビアな領域です。顧客管理システム導入によって費用はかかりますが、導入による効果はそれ以上のコスト削減、売り上げアップが可能となります。

導入にあたり3カ月間、介護サービスの現場でヒアリングし、どのくらい効果が見込めるのかを算出しました。フェーズ1の段階では年間数千万円の売上高向上、領域を拡大したフェーズ2の段階では数億円の売り上げアップとコスト削減を見込んでいます。

また、新型コロナウイルスの影響を受けて施設への入居控えが発生したため、コロナ禍前の入居率まで戻すという課題があります。顧客管理システムの統合により高い品質のサービスを提供することで入居率もアップできると考えています。

DIPでは全社横断的に事業を見ています。そのため、今回の顧客管理システムの導入・統合のプロジェクトにおいて、他の領域で培った経験やノウハウが活かせました。例えば、学校領域で顧客となる学校や先生方へのアプローチを参考にしています。全社の知見を活用できるのが、横断的に見られるメリットだと感じています。

Q.企業理念「よく生きる」について、実践していることはありますか。

「よく生きる」を選択しやすくするため、メンバー各々と話し合いながら今できることの目線合わせをしています。ベネッセでは半期ごとにキャリア目標を立てるので、まず「3年後にどうなりたいか」を具体的にブレイクダウンしました。そして、3年後の理想を最短距離で実現するために必要なスキル・経験を身につけるための半年後の目標を立てます。実際、メンバー各々が今のプロジェクトでどこまでやらないといけないのか、どこまで実現できるのかを明確にして実践中です。

Q.藤塚さんはベネッセで何を実現したいと考えていますか。

私はいま、DIPという形で横断的に全社を見渡せているので、ベネッセのシナジーが生まれるような新しい事業を立ち上げて、トップラインを伸ばせるようなことに取り組みたいと考えています。

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